「幸せな結婚」を考える 33
第7章 夫婦で正しく愛を育もう
「違い」を理解し、楽しもう(3)

 もう一度皆さまにぜひ読んでいただきたい、編集部イチオシ!なコンテンツをご紹介。
 第4弾は、『「幸せな結婚」を考える』を毎週火曜日配信(予定)でお届けします。

ナビゲーター:長岡 高史

 男性は論理型であり客観的事実を重要視する傾向があるのに対し、女性は直観型であり主観的意見を重要視する傾向があります。

 この違いは相談を受けた際に顕著に現れます。男性は相談を受けると、なんとか自分が解決してあげようと解決策を提案します。相談者が置かれている状況を客観的に判断し、論理的かつ具体的に道筋を提示します。この姿勢は、男性が男性に相談したときはそれでいいのです。

 しかし女性が男性に相談をすると、男性のこのような姿勢は空回りしてしまいます。多くの場合、女性は自身の相談に対して答えを求めていないことが多いのです。ただ自分の話を聞いてほしいし、悲しい自分の心に寄り添ってほしいのです。

 それなのに女性の話をさえぎり、なんとかアドバイスをし、そして時には「あなたにも改善すべき所がある」と相談者を叱咤(しった)してしまう・・・、そうなると「この人は私の話を聞かずに自分の意見を押し付けてくる」とそっぽを向かれてしまいかねません。相手を思っているからこその熱血指導が逆効果になってしまいます。

 もちろんケースバイケースですし、そうでない男性、女性もいるでしょう。しかし「男性も女性もまずはそれぞれ違う」という立場に立ってこそ見えてくる世界があるのです。