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統一原理127のポイント 54
イエスの十字架が必然的なように記録されている聖句を二つ挙げ、説明してください

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第8弾、『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第四章 メシヤの降臨とその再臨の目的
53 イエスの十字架が必然的なように記録されている聖句を二つ挙げ、説明してください。(『原理講論』、188〜190ページ)

 マタイ福音書一六章二三節、「イエスは振り向いて、ペテロに言われた、『サタンよ、引きさがれ。わたしの邪魔をする者だ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている』」。

 この時、イエスは既に、ユダヤ人たちの不信により、霊肉ともの救いの摂理は、完成できない状態にあったので、霊的救いだけでも達成なさるために、その蕩減条件として、やむを得ず十字架の道を行くことが決定された時だったのです。これを止めるペテロの言行は、十字架による霊的救いの摂理の道をも妨害するものであったために、そのように叱責されたのです。

 ヨハネ福音書一九章三〇節、「すべてが終った」。

 ユダヤ人たちの不信は、もはや取り返すことができないものだと悟られたので、その後、肉的救いは再臨後の摂理として残し、せめて霊的救いの摂理の基台だけでも造成なさるために十字架の路程を行かれたのです。それゆえ、「すべてが終った」と言われたみ言は、ユダヤ人たちの不信により、第二次的な救いの摂理の目的として立てられた十字架による霊的救いによる摂理の基台が、全て終わったということを意味するのです。

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 次回は、「イエスは彼を信じない人たちからどのように見られたか、それぞれ少なくとも一つの聖句を引用して説明してください」をお届けします。