私の心の中にいる神様 5
ほんとは好き!

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、自己中心的な思いに囚われていたことに気付き、本然の自分を取り戻していくことができます。
 そんな真の父母様のみ言と解説、それに基づいた実践(ワーク)を軸に展開されている自己牧会プログラムの中で多くのかたが感じた体験をお届けします。
 毎週土曜日に配信予定です。

 5歳と4歳のやんちゃな男の子がいるのですが、兄弟げんかが激しくて困っていました。仲良く遊んでいるなと思っていたら、どちらからともなく「足が触った。やだ、あっち行け」などと言って、叩いたり蹴ったりが始まるのです。休みの日など、一日中それをやっています。

 私はその様子を見ながら、危なくなったら「やめなさい!」と止めるようにしていましたが、「ただ怒って止めるだけじゃなくて、もっと良い方法がないかしら」と思うようになりました。

 そういう中、例によってけんかが始まり、弟がお兄ちゃんに力で負けて、「お兄ちゃん、嫌い」と叫びました。これが始まるとヒートアップするのが分かっていたので、良心に「どうしたらいいでしょうか」と尋ねてみました。
 すると、「本当は好きだよね」という答えが返ってきたのです。確かに、弟はお兄ちゃんと遊んでもらいたくてちょっかいを出すのですが、うまくいかないので「嫌い」と言っているだけなのです。

 それで私は、「お兄ちゃん、嫌い」が始まった時に、2人の間に割って入って、「ほんとは好き」と言ってみました。そうしたら弟が「あれ?」と言って笑って、「お兄ちゃん、好き」と言い直したのです。するとお兄ちゃんも「あれ?」という顔になって、「ほんとは好き」と言いながら笑い合ったのです。

 「しめた」と思い、「じゃ、ぎゅうっとして仲直りしよう」と促したところ、2人はぎゅうっと抱き締め合って、けんかが終わりました。

 それからは、「嫌い」という言葉が飛び出したら、「ほんとは好き」と割って入るようにしました。すると、そのたびに、「ほんとは好き」と抱き締め合って、また遊び始めるようになったのです。
 さらに最近は、私が割って入らなくても、自分で自分の本心に気付いて、「好き」と言いながら「ぎゅう」ができるようになりました。

 もちろん、けんかが全くなくなるわけではありませんが、エスカレートしないうちに自分たちで仲直りできるようになったので、私もガミガミ怒らず、穏やかに見守ることができています。

 いつもその場にふさわしい知恵や気付きを与えてくれる良心に、本当に感謝です。

(女性、40代)

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 次回は、「思考を止めてみる」をお届けします。


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