シリーズ・「宗教」を読み解く 101
9.11メモリアルで祈る③

宗教者の使命は祈ること

ナビゲーター:石丸 志信

 今回の訪米はWCLC(世界キリスト教指導者会議)創設に関わる2日間の行事に参加するためだった。
 過密なスケジュールの中でも、どうしても「9.11メモリアル(グラウンドゼロ)」で祈りたいと思っていた。

▲9.11メモリアル(グラウンドゼロ)

 27日は一日WCLC創設のための国際会議があり、米国、日本、韓国その他70カ国のキリスト教聖職者らおよそ1000人が集まった。彼らは神統一世界の安着のためのキリスト教聖職者の使命を自覚し、WCLCを設立することを提唱し、決議書に署名した。

 そして、28日の午後には、3万人のキリスト教聖職者、信徒らが集って「神世界統一のための世界キリスト教聖職者希望前進大会」が開催されることになっていた。そこで、真の父母様(文鮮明・韓鶴子総裁夫妻)の承認を得てWCLCは本格的に出帆する。

 この行事には、キリスト教ばかりでなく、イスラーム、仏教、神道、台湾宗教が結集した。彼らもまた、単なる観光よりも、悲しい出来事の現場で祈りたいと願った。
 その願いは、WCLC出帆のドラがなる28日の朝がふさわしいと思えた。