2019.12.20 17:00
映画で学ぶ統一原理 3
(この記事は『世界家庭』2017年12月号に掲載されたものです)
ナビゲーター:渡邊 一喜
『Disney'sクリスマス・キャロル』
2009年公開のアメリカ映画。97分。
キリスト教信仰の中心である「霊的重生」を学ぶ
2009年公開の『Disney'sクリスマス・キャロル』(C.ディケンズ原作、ロバート・ゼメキス監督、ジム・キャリー主演)。あるクリスマスの夜、心の冷えきった主人公のスクルージが3人の幽霊に連れられて、自身の過去、現在、未来を旅し、回心に導かれるストーリーである。「原理」の土台にあるキリスト教思想が色濃く反映された作品であり、その信仰の中心である「霊的重生」を学ぶことができる。
西洋世界では、クリスマス・ストーリーと言えば筆頭に挙がるほどに有名な作品であり、何度も映画化されている。その中でもゼメキス監督の作品が最も原作に忠実であると思う。過去の映画化作品も名作に違いないが、原作にある時空をまたぐダイナミックな描写は、近年の映像技術でこそ再現されうる。
今年のクリスマスも、もう間近である。スクルージと共に、自身の過去、現在、未来を旅してみるのはどうだろうか。作中で使われる「クリスマス精神」とは、イエス様が生涯を通じて尽くされた愛に倣おうという精神である。スクルージは、クリスマス精神の体現者として生まれ変わった。この映画を通じ、クリスマスの真の意味を考えさせられた。(『世界家庭』2017年12月号より)
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