2019.12.02 22:00
自叙伝書写 感動体験集
第12回 “暴言”夫が良くなり、夫婦円満に(前編)
もう一度皆さまにぜひ読んでいただきたい、編集部イチオシ!なコンテンツをご紹介。
第5弾は、「自叙伝書写 感動体験集」を毎週月曜日配信(予定)でお届けします。
私は結婚して25年になりますが、そのうち12年は夫婦げんかが絶えず、地獄のような日々を過ごしてきました。
主人はお酒を飲むと人が変わり、「ボケ、カス、死ね!」といつも暴言を吐きます。浪費もひどく、全く家庭も顧みない人です。家の中はいつもギクシャクして、私は常に不平不満でいっぱいでした。
経済的に自立できたら離婚したいとずっと思っていました。本心では円満でお互いが思いやる仲の良い夫婦になれればいいなぁと思うこともありましたが、現実は全く違っていました。
書写を始めるに当っても、「どうせやってもうちは無理! 絶対変わらない!」と思いましたが、毎日書くことは続けていました。
そんな主人ですが、仕事の方は順調で、「俺は運が良い。良い人に恵まれている」と言うのですが、それを聞くたびに、「私の12年はどうしてくれるの!」という思いが心の奥底から湧き出て、いつしか主人に対する私の言葉にはトゲがあり、態度には否定が見え、私自身からマイナスのオーラを全面に出していたのだと思います。
書写を始めて2年がたちますが、「真なる愛は、与え、また与えても、なお与えたい心です」とか「家庭は天国の出発点」などのみ言(文鮮明師の語った言葉)を書くようになり、次第に、何かあるとその言葉が心の中に出てくるようになりました。また、講演会などで証しを聞くことを通して、私の中に少しずつ変化が起こるようになりました。特に私の心にいつも湧いていた、「どうせ私なんか」という思いも出てこなくなりました。
そして、「せっかく結婚したのに、この状態のままではいけない、せめて主人に対してかたちからでも愛さなければ!」と思うようになってきました。
そんな時ふと、「私には、主人に対して感謝する心が無い」「自分の発する言葉にトゲがあるから数倍になって返ってくるんだ」ということに気が付きました。
そこでまずは主人に対する接し方から変えようと決意しました。主人が帰宅したら、真っ先に蒸しタオルを出したり、食事も何を用意すれば主人が喜ぶのだろうかと考えながら買い物をするようにしました。すると、「今日はこれが食べたかったんだよなぁ」とか「ありがとう」という言葉が返ってくるようになりました。
主人が喜ぶので私もうれしくなってきました。時々失敗もありますが、めげずに頑張りました!(後編に続く)