暮らしのチエばあちゃん 22
カボチャはワタも皮も、種までも丸ごといただきましょう!

豆知識蒐集家・蔵篠 チエ

 キレイ好きなチエばあちゃんがぽんまるに、日頃使える家事の裏技や、知っているとちょっと得するライフハックを教えてくれます!
 皆さんの暮らしのお悩みも、チエばあちゃんが解決してくれるかも?

 おばあちゃん、ハッピーハロウィーン\(^o^)

 おやまぁ、ぽんまるちゃんかい?
 かわいく仮装したね(^ ^)

 えへへ…(*´꒳`*) ありがと
 ねえ、おばあちゃん、トリックオアトリート(^^)

 はいはい。さっきも近所の子供たちが来たよ。
 もともとは秋の収穫に感謝する西洋のお祭りだけど、日本でもいつの間にか定着したねー。

 あれ、今日はカボチャ料理なの?

 街中でお化けカボチャのランタンを見ていたら、カボチャが食べたくなって、スープを作ったんじゃ。
 これから、このワタと皮と種を料理するところ。

 え? これ、みんな捨ててるような気がする…。

 そうじゃろ? でも、カボチャのワタのβカロチンは、実の2倍も含まれているそうじゃ。
 捨てたらもったいない。皮も実より栄養があるしね。

 ふーん_`) つぶつぶきゅうりもそうだったね(第12回)。

 ふふ…ゴーヤじゃよ(^ ^)

☆カボチャのワタ入りスクランブルエッグ

【用意するもの】

・カボチャのワタ 2分の1個分

・タマネギのみじん切り 大さじ2

・干しエビ 少々

・卵 3

・マヨネーズ 小さじ2

・鶏ガラスープの素 小さじ1

・ごま油 大さじ1

・しょうゆ

1.カボチャを半分に切り、ワタと種をスプーンでくり抜き、ワタと種を分ける。

 

2.ワタを刻む。

 

3.ボウルにカボチャのワタ、卵、マヨネーズ、鶏ガラスープの素を入れて混ぜる。

4.フライパンにごま油を入れて、弱火にかけ、タマネギのみじん切りを軽く炒める。

 

5.タマネギが透き通ってきたら干しエビを入れ火を中火にして、3をフライパンに流し入れ、ヘラでかき混ぜる。

 

6.8割ぐらい火が通ったら火を切る。

7.皿に盛り付け、好みでしょうゆをかける。

 

※中に入れるものを、タマネギのみじん切り、ベーコンのみじん切り、チーズ、コンソメなどにすると、洋風に。ケチャップで食べてください。

 

☆カボチャの皮のきんぴら(2人分)

【用意するもの】

・カボチャの皮 2分の1個分

・ごま油 小さじ2

・砂糖 小さじ1

・しょうゆ 小さじ2

・みりん 小さじ2

・白ごま 小さじ1

1.厚めにむいたカボチャの皮を細切りにする。

 

2.フライパンにごま油を入れて、弱火にかけ、カボチャの皮を入れて炒める。

 

3.まだ少し固いぐらいの時に、砂糖を入れて混ぜ、それからみりん、しょうゆ油も加えて炒める。

 

4.最後に白ごまを振って出来上がり。

 

☆カボチャの種のスナック

【用意するもの】

・カボチャの種 1個分

・オリーブオイル 適宜

・バター 少々

・塩

1.カボチャの種をワタから取り出して、きれいに洗い、ざるにあけ、水を切る。

 

2.ペーパータオルの上に拡げ、よく水気を拭き取る。

 

3.皿に乗せて、電子レンジで2分チンする。やり過ぎるとはぜるので注意。

4.フライパンに種を移し、オリーブオイルを種が濡れるぐらい入れ、弱火にかけ、混ぜながらいる。

 

5.軽く焦げ目が付くようになったら火を止め、バター少々で香りづけし、塩を振る。

 

 卵、ほんのりカボチャ味ー(^^)

 ワタに含まれているβカロチンは免疫力を高める栄養なんじゃよ。
 ばい菌と戦う力がパワーアップするんじゃᕦ(ò_óˇ)ᕤ

 皮のきんぴらは甘いね。

 皮にもファイトケミカルがたっぷり。
 種はビタミンE、不飽和脂肪酸も含まれていて、老化防止にいいんじゃよ。

 種はちょっと硬い…。

 おばあちゃんは、薬のつもりでおいしくいただくよ。
 カロリーは高めだから、一日10粒ぐらいが良さそうじゃ。

 へーえ。僕、またカボチャ料理をしているお母さんがいたら、教えてあげようっと(^^)

 そうじゃね。さあ、スープもおあがり(^ ^)

※ファイトケミカルは、食物の成分から発見された化学物質です。植物自身が、自分にとって都合の悪い、紫外線、虫などから自分自身を守るために作り出す成分で、抗酸化力、免疫力、代謝力アップに効果が期待されています。

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 次回もお楽しみに!