https://www.kogensha.jp

中高生・子女教育Q&A 20
異性交際が発覚した時の対処

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第10弾、『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』(一部抜粋)を毎週木曜日配信(予定)でお届けしています。
 なお、同書は、2004年11月に発刊されたものです。当時の状況を背景としてまとめられたものであることを念頭にご活用いただけましたら幸いです。

(光言社・刊『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』より)

Chapter4 男女問題について

Q5:異性交際が発覚した時の対処

【Q】
 先日、下の娘(中2)が隣クラスの男子と交際していたことを知りました。以前から注意していた内容だっただけに、かなりきつくしかりました。堕落論の内容を再度、話して聞かせたのですが、娘は黙ってうつむくばかり。やり方がまずかったでしょうか。

【A】
 堕落論の内容を理解させることはとても大切なことだと思います。しかし、頭では理屈が分かっていながらも、感情をコントロールできないという場合もあるでしょう。天使長は、それが罪であることが「分からなかった」ために堕落したのではありません。彼を最初に堕落へと導いたものは「愛の減少感」でした。

 娘さんの行動を知った時、ご両親としても大きなショックを覚えられたことでしょう。あるいは、期待が裏切られたような悲しみや憤りがあったかもしれません。しかし、普段から注意しているのであれば、それ以上、理屈を語るよりも、率直に、ご両親の気持ちを伝え、その上で、そこに至るまでの娘さんの心の声に耳を傾けてあげてみてください。

 「交際のことを知った時、とてもショックだったの。あなたを信じていたし、男女の愛は最も恐ろしいものなのだから。どうして付き合おうと思ったの? もし、あなたを寂しい思いにさせていたなら私も反省するから、あなたの気持ちを話してくれない?」

 神様は堕落という事件が起こった直後でさえ、アダムとエバに「なぜそうしたのか」を語る機会を与えようとされました。それは恐らく、過ちを諭すこと以上に、娘さんを我に返らせる上で効果的な方法なのではないかと思います。

---

 次回は、「Q6 中高生に純潔を教えるには」をお届けします。


◆『中高生・子女教育Q&A』を書籍でご覧になりたいかたはコチラ