2019.10.18 17:00
コラム・週刊Blessed Life 89
ラグビーワールドカップは超面白い!
新海 一朗(コラムニスト)
ラグビーワールドカップ(W杯)が日本で開催されています。
結論的に言いますと、「超面白い!」
世界を代表する強豪国の20カ国が日本に集まって、W杯を競うわけですが、まずは5カ国ずつをA、B、C、D四つのグループに分けて、それぞれのグループで総当たり戦(リーグ戦)を行います。その結果、それぞれのグループから上位2カ国がベスト8に勝ち進むのです。
そのベスト8に日本が残りました!
「すごい!」と言いましょう。
日本と同じグループは、アイルランド、スコットランド、サモア、ロシアです。
果たして上位2カ国に入れるか、まずそのリーグ戦突破が最初の関門です。
結果は、日本vsロシア(30-10)、日本vsアイルランド(19-12)、日本vsサモア(38-19)、日本vsスコットランド(28-21)で、何とグループを1位で通過してしまったのです!
アイルランドなどの優勝候補をいかに破るかが課題でしたが、スコアを見ても分かるとおり、7点差でアイルランドを下しました。スコットランドも強いので、どうなるか見ものでしたが、これまた7点の僅差で退けてしまいました。
ベスト8が出そろいましたが、1位通過の国は2位の国と当たります。当然、2位通過の国は1位の国と当たることになります。
ベスト8は、①イングランドvsオーストラリア、②ニュージーランドvsアイルランド、③ウェールズvsフランス、④日本vs南アフリカ、の組み合わせで4試合が決行されます。
どれもこれも世界屈指の強豪チーム。果たしてどういう展開になるのか。10月19日、20日の試合によって、ベスト4が決まります。
日本はどこまで行くのか。
日本列島は今や、強豪8カ国が4カ国になり、4カ国が2カ国になり、決勝の2カ国がどういう戦いをして、最終的にどの国がW杯を手中に収めるのか、ワクワク、ドキドキで興奮しており、各競技場は満員で埋め尽くされることでしょう。
多くの人たちがテレビの前にくぎ付け状態になることは間違いありません。
勝ち進んだからには、日本、行く所まで行ってほしい。これは誰しも願っているところでしょう。しかし勝ち残ったチームはラグビーの強国ばかり。
不思議にもかつての大英帝国の仲間の国々が勢ぞろいしています。イングランドをはじめ、ニュージーランド、オーストラリア、ウェールズ、アイルランド、南アフリカといった具合です。何しろ、ラグビーは英国が発祥国ですから、そうなるのもうなずけます。日本とフランスだけが非大英帝国です。
日本がどうなるか、それも重要ですが、8カ国に残ったという事実がすでに尊い。勝とうが負けようが堂々と戦うのみであるという高度な(?)悟りの境地で、応援する人々も大勢いらっしゃることでしょう。
日本がアイルランドを破ったような奇跡的進軍を期待しながらも、優勝までの試合一つ一つをどの国にも心から応援してあげることが武士道の国、日本であると心得ましょう。
そうは言ってもやはり、ニッポン、頑張れー!