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中高生・子女教育Q&A 17
二世間における異性関係

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第10弾、『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』(一部抜粋)を毎週木曜日配信(予定)でお届けしています。
 なお、同書は、2004年11月に発刊されたものです。当時の状況を背景としてまとめられたものであることを念頭にご活用いただけましたら幸いです。

(光言社・刊『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』より)

Chapter4 男女問題について

Q2:二世間における異性関係

【Q】
 高1の息子は、二世同士ではありますが、特定の女子と夜遅くまで電話で話していることが多く、とても気になります。指摘すると、「もっと信用してくれよ」と怒りますが、どうしてやることがいいのでしょうか?

【A】
 電話の内容は、教会活動や進路問題に関する相談なのかもしれません。信じてくれ、というのであれば、まずは息子さんを心から信じてあげてみてください。ただ、その上であえて注意を促す必要はあります。

 神の願いは、一対の男女愛に始まる「愛の理想」の実現にあり、ゆえに、神は愛の力を、何物にも勝る最高の力とされました。しかし、互いのために生き合う「真なる男女の愛情」というのは、十分な成長段階を経て初めて培われるものであって、未成熟期に男女愛を交わそうものなら、それは未成熟で自己本位な愛となって表れてしまいます。神が人間に与えた「取って食べるな」の戒めも、結局は、未完成期における男女愛の発動を戒めるためのものでした。

 教会学校内では、「スキンシップは避ける(手を握る、肩に手を置くなど)」、「一対一の空間はつくらない(男女間の悩み相談、自転車の二人乗りなど)」といった男女間の分別を強調してきましたが、その理由も、ひとたび男女が異性として向き合った場合、そこには即、誤った男女愛が発動し、その愛の力は理性や良心の抑止力を超えて、二人を堕落の淵(ふち)へ駆り立ててしまうからです。息子さんには、「あなたを信じていないからじゃない、愛の力がそれほど強いものだからだ」として、本人自身に注意を促し、また、電話をする時間帯に関しても、親子で一度話し合ってみることをお勧めしたいと思います。

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 次回は、「Q3 付き合いのないことに悩む娘」をお届けします。


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