2019.10.02 12:00
スマホで立ち読み Vol.1
『死んだらわかるけど、それでは遅い』(9)
「スマホで立ち読み」コーナーがスタートしました!
記念すべき第1弾で取り上げたのは、北谷真雄氏のロングセラー『死んだらわかるけど、それでは遅い』。
すでに読んだよというかたも、まだ読んだことがない、知らなかったというかたも、みんな立ち読みオーケーです。
『死んだらわかるけど、それでは遅い』は第1章から第2章までをご紹介する予定です。
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北谷 真雄・著
2.父の事故をきっかけに母が霊通
三年後、家が教会に
父は百日近く入院した後に、退院しました。自分のことは自分でできるようになるのだったら、霊界から引き戻すと言われていましたが、実際にそのようになっていったのです。
切断するしかないと言われていた左手でしたが、その手に茶碗を置いてご飯を一人で食べられるようになりました。右手は無事でしたから、車の運転もできるようになりました。足は少し引きずりはしますが、歩けるようになり、後には小走りができるまでに快復しました。
ただ、皮膚の感覚だけは十分戻らなかったようで、行火(あんか/布団に入れて直接手足に当てて暖をとる暖房器具)で火傷(やけど)をしても気づかないほどでした。
医者から死ぬと言われていた父が奇跡的に助かった、母を通して〝神様〟が示してくださることは、そのとおりに実現されるといったうわさが広まりました。それを聞きつけた人が、恩恵にあずかろうと、続々と母を訪ねて来るようになりました。
私の家は小さな商売をしていたのですが、母は、父の命を助けてもらった恩返しをしたい一心で、喜んで人々の相談に乗っていました。「自分を見てほしい」、「どうしたらよいか教えてほしい」という人たちに、母は、霊界と交信しながら、解決策を提示していったのです。また求められれば、夜でも嫌な顔一つせず出掛けて行きました。このようにして、人助けの生活が始まったのです。
三年ほど経った頃、〝神様〟が「家を教会にしなさい」と言ってきました。それで、大きな家ではありませんでしたが、教会にしたのです。その時、私は小学生になっていました。
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「スマホで立ち読み」第1弾、『死んだらわかるけど、それでは遅い』をご愛読いただき誠にありがとうございます。続きはぜひ書籍でお読みいただければ幸甚に存じます。