https://www.kogensha.jp

スマホで立ち読み Vol.2
『よくわかる勝共理論』(3)
日本を取り巻く内外の脅威

 「スマホで立ち読み」コーナー第2弾で取り上げたのは、大好評の動画コンテンツ「ほぼ5分でわかる勝共理論」でもおなじみの中村学氏の『よくわかる勝共理論~日本と世界の平和のために』です。混迷する時代の今だからこそ、しっかりと読んでおきたい一冊。
 すでに読んだよというかたも、まだ読んだことがない、知らなかったというかたも、みんな立ち読みオーケーです。
 『よくわかる勝共理論』は第1章から第2章までをご紹介する予定です。

---
中村 学・著

(光言社刊『よくわかる勝共理論』より)

第一章
今なぜ、共産主義問題を考えるべきなのか


日本を取り巻く内外の脅威
 
 日本を取り巻く脅威は、外からの脅威と内からの脅威の二つに大きく分けることができます。

 外からの脅威は、まず北朝鮮問題です。北朝鮮はこれまで、長年にわたって核ミサイル開発を進めてきました。日本に届く核ミサイルはすでに完成していて、もうじきアメリカにも届くと見られています。それでアメリカがようやく本気になりました。

 アメリカが本気になったのは、アメリカが核攻撃を受けるかもしれないからです。日本に届くからではありません。日米同盟は重要ですが、万能ではないということです。やはり「国を守る」ということは、自分の国で責任を持たなければならないということです。

 日本は国民皆保険制度など、世界の中でも有数の福祉国家です。それで日本人は、「国が何でもやってくれるのが当たり前だ」と考えがちです。しかし、世界ではそうではありません。何か問題が起きたとき、誰かが自動的にやってくれるということはないのです。

 北朝鮮問題に関しては、ここ数年で大きな変化が起きるのは間違いありません。その「変化」が何なのかは、誰も分かりません。戦争かもしれませんし、クーデターかもしれません。どちらにせよ、日本には大量の難民が押し寄せてきます。なにしろ国が倒れるのです。人々は命懸けで安全を求めて移動するでしょう。国連の推計では、日本にやってくる難民の数は二十万から三十万人といわれています。

 そして、もっと大きな脅威は中国です。中国は今、経済力と軍事力を急速に拡大させています。独裁体制も強化されています。様々な予想がありますが、今後十年から三十年後には、アメリカと肩を並べる国力を持つようになるでしょう。その中国が、日本にまで覇権を拡大しようとしています。この問題に、今から取り組まなければなりません。

---

 次回は、「未来の日本の立ち位置は」をお届けします。


◆「一気に読んでしまいたい!」というあなたへ
『よくわかる勝共理論』を書籍でご覧になりたいかたはコチラから