シリーズ・「宗教」を読み解く 84
国際指導者会議2019②

「韓鶴子総裁ほど宗教を動かすかたはいない」

ナビゲーター:石丸 志信

 8月に開催されたILC〈国際指導者会議〉2019(UPF主催)の参加者は、17日午前、天宙聖和7周年記念式に参加した後、ロッテホテルワールドに戻りセッションを続行。
 二つの分科会が開かれた。ここでは、平和と開発のための宗教者協議会(IAPD)の分科会について報告する。

 冒頭、ジョージ・スターリングス大司教(IAPD米国会長)が基調講演に立ち、宗教の本義について語り、各伝統が相互理解を通して「共生、共栄、共義」実現を目指し実践が必要であることを強調した。

▲川上与志夫IAPD-Japan会長

 続いて7人の世界の宗教代表が発表。
 IAPD-Japanの川上与志夫会長は、「行動のない言葉は危険であり、言葉を持たない行動は方向性を失う。宗教者が手を取り合って格差問題の解決のために愛の実践をしよう」と呼び掛けた。

▲ルオン・ルースACLC副議長

 ACLC副議長のルオン・ルース牧師は、「韓鶴子総裁ほど宗教を動かすかたはいない」と力強く語り、韓総裁の「真の家庭の価値」を広げながら真の愛を世界に示している姿に深い敬意を表していた。

 その後、四つの小グループに分かれ、2020サミット分科会で取り扱うべきテーマについて数分間討論し、それぞれの内容を発表した。

 共通の価値としての「家庭の価値」や「教育」「環境問題」を主題とするのがよいとの意見が多かった。