2019.09.11 12:00
スマホで立ち読み Vol.1
『死んだらわかるけど、それでは遅い』(6)
「スマホで立ち読み」コーナーがスタートしました!
記念すべき第1弾で取り上げたのは、北谷真雄氏のロングセラー『死んだらわかるけど、それでは遅い』。
すでに読んだよというかたも、まだ読んだことがない、知らなかったというかたも、みんな立ち読みオーケーです。
『死んだらわかるけど、それでは遅い』は第1章から第2章までをご紹介する予定です。
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北谷 真雄・著
2.父の事故をきっかけに母が霊通
母が信仰の道へ
母は、父が事故に遭った直後から、母の姉の家の近くにあった神道の教会に、「何とか父が助かるように」と祈願して熱心に通うようになりました。それまでは特に信仰はしていませんでしたから、まさに「苦しい時の神頼み」でした。
父の意識が回復した後も、母はその教会に熱心に通いました。毎日欠かさず、朝七時からの修行を続けていったのです。
当時、私には中学生の兄(七つ上)と、小学生の姉(二つ上)がいました。学校に行っていないのが私だけだったことから、父の看病という役目が五歳の私に回ってきました。私は幼稚園を休んで、毎日朝六時発のバスに乗って病院に行きました。そして、朝まで父に付き添っていた母と交替するのです。
五歳の子供が病院でできることといえば、父に何か異変があったらブザーを押して、看護師を呼ぶことでした。そのようにして、私は一日中病院にいたのです。そのとき、いつも周りから言われていたのは、「じっとおれ(じっとしていなさい)」でした。五歳の子供ですから、そこら中を走り回りたいのです。でも、病院ですから我慢しなければなりませんでした。それがとてもつらかったことを、よく覚えています。
母は病院に泊まり込みで父に付き添いました。朝になると私と交替して、神道の教会に行って修行をしました。昼頃に病院に戻ってくると、〝神様〟が入ったままの状態で父の体をマッサージするのです。その結果、なんと、医者が切断するしかないと言っていた左腕が、一部の指に不自由は残ったものの、治ったのです! それは本当に奇跡が起こったとしか言いようがありませんでした。体の中にめり込んでいた右足は引き出されました。
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次回は、「すべての結果には原因がある」をお届けします。