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中高生・子女教育Q&A 2
付き合い好きの息子

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第10弾、『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』(世界基督教統一神霊協会 二世局編)から一部抜粋して、毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
 なお、同書は、2004年11月に発刊されたものです。当時の状況を背景としてまとめられたものであることを念頭にご活用いただけましたら幸いです。

(光言社・刊『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』より)

chapter1 友達付き合いについて

Q1:付き合い好きの息子

【Q】
 二男(高2)は、友達から映画、プリクラ、夜の花火遊び、カラオケなどに誘われるとついていきます。それらがすべて悪いとは言い切れませんが、心配なのは、本人が楽しみにしている点です。どう指導すればいいでしょうか。

【A】
 中高生期は豊かな友愛を培っていく時期です。一人で家の中にこもるより、外で友達との付き合いを楽しむことのほうが自然でしょう。心配なのは、本人が「どのような友人」と付き合い、そこから「どういった影響」を受けているかです。時折、子女の友達のことや、彼らと外で過ごしたこと等に関心をもって耳を傾けてみてはどうでしょうか?

 親からの「監視」や「干渉」を嫌う中高生であっても、「関心」をもたれていることに対して、悪い気分はしないはずです。「きょうは何をしていたの?」という言葉も、不信感からでなく、関心から出た言葉であれば、子女も心を開いて話してくれるでしょうし、そうした、いわば「報告生活」があれば、「行き過ぎ」や「誤った方向性」に流されることは未然に防げるはずです。

 また、中高生はどちらが正しいか、正しくないかではなく、ただ魅力的で楽しい場に惹かれます。いわば、家庭と教会と学校と、どこが彼らに対してより強い求心力を持てるかといった「パワーゲーム」なのです。可能であれば、学校の友達関係以上に深い絆(きずな)を、二世間で持たせてあげたいと思いますし、また、家庭での団欒(だんらん)の場を、本人にとって「楽しい」と思える空間にしていただきたいと思います。

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 次回は、「Q2 周囲に振り回される娘」をお届けします。


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