シリーズ聖歌 35
聖歌 第一部 40番
「主の道」

シリーズ聖歌 35
聖歌 第一部 40番「主の道」

　皆さまのご要望にお応えして、Blessed Lifeからも世界平和統一家庭連合の「聖歌」をご視聴いただけるようになりました。第一部１番から順にご紹介してまいります。

　今回は、聖歌の第一部40番「主の道」をお届けします。

　讃美歌の中には、黒人霊歌と呼ばれているものと、白人霊歌と呼ばれているものがあります。白人霊歌とは、故郷ヨーロッパを捨ててアメリカに移住した人々がもたらしたものです。
　聖歌40番「主の道」は、白人霊歌の一つです。英語の曲名は「イエスはこの寂しい谷間を歩いた」、韓国語は「淋しい谷間」です。

　この歌は孤独な道を行く信仰者の心を切々と歌っており、その内容が私たちを慰め、激励してくれるので、韓国教会の開拓期から歌われるようになりました。特に印象的なのは次のエピソードです。

　1954年、教会創立に参与した食口（シック）で、真のお父様（文鮮明先生）に信頼され期待されて、責任ある立場に就いていた人がいました。実力のある素晴らしい男性でしたが、難しいみ旨の道を歩み切れず、ついに去ってしまいました。

　その日、お父様は一日中、梁允永女史とともにおられ、この「主の道」を歌うように言われました。梁女史は思いを込めて何度も繰り返し歌ったそうです。それをじっと頭（こうべ）を垂れて聞いておられたお父様の胸中は、うかがうすべもありません。

　なお、韓国語の歌詞は三番までですが、日本語訳は意味の深さを表現するため、四番が補作されています。（参照：『聖歌のめぐみ』）

　他の聖歌もYouTubeのU-ONE TVチャンネルの再生リスト「聖歌」からご視聴いただけます。