シリーズ・「宗教」を読み解く 68
UN「国際家族デー」を記念して
UPF創始者の家庭ビジョンに学ぶ

ナビゲーター:石丸 志信

 5月22日、UPF(天宙平和連合)日本と世界平和宗教連合では、国連の定めた「国際家族デー」(5月15日)を記念して、第105回「超宗教フォーラム」を開催した。

 今回は「家族・家庭」に焦点を当て、UPF創始者の提示する家庭のビジョンとその生涯について学ぶ機会とした。

▲5月22日に開催された第105回「超宗教フォーラム」

 私(世界平和宗教連合会長)が主なプレゼンの任を担い、UPFの家庭ビジョンは、「宗教が教える家庭理想を土台として、おのおのの宗教心を尊重するとともに、家庭こそが平和世界の礎だとしている」と切り出した。

 「そのビジョンは、聖書のインスピレーションによるところが大きく、個人においては純潔を守って心身統一を目指し、夫婦となってからは相互信頼と貞節を守り、夫婦の愛を育みながら、子女を正しく教育することで父母の愛を深めること。さらに、より大きな愛で、被造世界を慈しむ家庭を形成することが理想として掲げられている」と説明した。

 加えて、このビジョンは、文鮮明総裁・韓鶴子総裁夫妻の生涯を通じた実践により、人類のモデルとして示された。
 人々がこれに倣い、平和大使運動として展開することで、世界平和実現を目指している。

 世界平和にとって、宗教者一人一人の責任が大きいことを加えて説明した。