シリーズ・「宗教」を読み解く 57
超宗教フォーラムでサミット参加報告

ナビゲーター:石丸 志信

 第103回「超宗教フォーラム」第2部では、魚谷俊輔UPF(天宙平和連合)日本事務総長による先日(2019年2月8日)韓国で開催された「ワールド・サミット2019」の報告がなされた。

 魚谷事務総長は、UPF主催のサミットは単に国際的に有力な指導者が意見を交換するだけでなく、世界平和の実現と開発の問題について現実的なアプローチから解決を試みる政治指導者と、平和をつくる人間の心や精神世界を正しく導くことに責任を持つ宗教指導者が一堂に会して議論と交流を深めるという点で極めて貴重であり、また参加者からも高い評価を得ていると報告。「日本でもIAPD(平和と開発のための宗教者協議会)を中心に、宗教者による平和構築へのプロジェクトが活発に展開されることを期待する」と語った。

▲第103回「超宗教フォーラム」(2月21日)

 宗教者平和大使顧問を務めている私は、「サミット期間中、日本から参加した宗教者平和大使らと、今後のIAPDの活動展開について熱心に議論する時間を持ち、改めて創設者の平和ビジョンをより深く学び理解する必要性を確認できた」と述べた。

 最後に、参加者はUPF創設者・文鮮明総裁の平和メッセージ「神様の理想世界と平和理想世界王国」(2006年3月)を読み、世界平和構築のための超宗教運動のビジョンを学んだ。