シリーズ・「宗教」を読み解く 56
「宗教者による平和の祈り」をささげる

ナビゲーター:石丸 志信

 2月21日、東京の会場で、宗教者平和大使協議会主催による第103回「超宗教フォーラム」が開催された。
 今回は、国連「世界諸宗教調和週間」の記念行事として企画され、宗派を超えた「宗教者による平和の祈り」をささげた。

 国連の「世界諸宗教調和週間」は、2010年に決議され、2011年から毎年2月の第一週がそれに当たる。日本のUPF(天宙平和連合)・平和大使協議会でも宗教者平和大使協議会と共に毎年この時期に記念行事を行っている。

▲第103回「超宗教フォーラム」

 会場には、神道、仏教、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教を代表する宗教者をはじめ、平和大使や関係者など約50人が参加した。

 第1部の「宗教者による平和の祈り」の時間では、神職の奈良泰秀・宗教者平和大使協議会副会長らによる神道儀礼に始まり、仏教者、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の代表者による各宗教の伝統的な祈りが響き、最後にUPF創設者の祈りの奉献で結ばれた。

 第1部の終わりには、平和大使任命式が行われた。新たに平和大使に選ばれたユダヤ教の代表と神道の代表二人に、魚谷俊輔UPF日本事務総長より任命状が手渡された。
 UPFのビジョンに共鳴し、国内の会議に参加した二人は、感謝と感動で任命状を受け取っていた。