2019.01.29 22:00
幼児教育Q&A ~すぐに役立つ12のポイント(12)
アプリで読む光言社書籍シリーズ第5弾、『幼児教育Q&A~すぐに役立つ12のポイント』を毎週火曜日配信(予定)でお届けしています。
林敏子・著 林三男・監修
「小学校入学までに家庭でおしえておきたいこと」
一、信仰生活の基礎的な習慣を身につける
1.お祈りができるようになる
①お祈りの姿勢ができ、他人のお祈りを黙って聞くことができる
②短くても、一人で声に出してお祈りをすることができる
③大勢の前で代表祈祷ができる
小学校に入学する前のすべての幼稚園・保育園の園児は、必ず小学生になるわけですから、年少、年中、それから年長と、3年間掛けて小学校に入るための教育を受けていきます。家庭においても同様に、3年間掛けて入学のための準備をしたらいいと思います。本書で紹介した1から12までのQ&Aの内容も、3年間掛けて教育していくつもりで、実践してみてほしいと考えています。
「祈りのできる子供」が、祝福家庭の理想的な子供の姿だとすれば、お祈りのできる子供に育てることが教育の目標になります。年少(3歳から4歳)の段階では、まず「お祈りを静かに聞く」ということから始めてください。
そして年中(4歳から5歳)の段階では、自分で声を出して祈ることを経験させ、年長(5歳から6歳)の段階、小学生になるころまでには、「簡単なお祈りができる」ようにしてください。
「天のお父様、天地人真の父母様」という呼び掛けから始まり、朝の祈りだったら、「きょうは頑張ります」とか、一言でもいいわけです。夜のお祈りであれば、「きょうは教会で神様のみ言を聞きました」とか、「神様のみ言を大切にします」とか、一言でいいと思います。
最後の結びの言葉は、「祝福中心家庭だれそれの息子(または娘)の名を通してご報告いたします。アージュ」で終わり、基本的なお祈りができることを、私たちは就学までの一つの到達目標と考えています。
2.敬礼ができるようになる
①朝拝の時間に起き、敬礼式に参加する
②安侍日の敬礼式の時間に起き、敬礼式に参加する
③月初めの敬礼式の時間に起き、敬礼式に参加する
④八大名節の敬礼式に参加し、心から敬礼ができる
お祈りの次に、「敬礼ができる子供になる」ことが、祝福家庭の子供の目標です。敬礼は、親と一緒に敬礼式へ参加すれば、それほど難しい問題ではありません。朝起きて敬礼式に参加するという、「その時間を守る」ことが大切です。安侍日と月初めは、午前5時に行います。この時間に起きるように指導することは、年少の場合は少し難しいかもしれません。意味が分からないかもしれないけれども、お父さん、お母さんに抱っこされながら、一緒に敬礼式に参加することでいいと思います。
決まった時間に起きて敬礼し、朝拝に参加してから学校へ行くことを身につけていけばいいと思います。どんな時でも、1分、2分でもいいから朝拝だけは参加させてください。これは年少、年中、年長にかかわらず、就学前までに習慣づけておく必要があると思います。
3.10分から20分くらいは静かにして話を聞くことができる
家庭での訓読会や朝拝へ参加させることに関しては、少なくとも、年少から年中、年長組になるまでには、習慣づけておきたいと思います。慣れてくれば、10分から20分くらいは静かに話を聞くことができるようになります。
4.神様と天地人真の父母様にごあいさつができる
朝起きた時、出掛ける時、帰宅した時、食事の時、就寝の時などに、毎日、神様と天地人真の父母様にごあいさつする習慣を、身につけておく必要があります。就学までに教えておけば、やがて習慣になります。
例:「天のお父様、天地人真の父母様、おはようございます」(行ってきます。ただいま帰りました。いただきます。おやすみなさい)。
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次回は、「基本的な生活習慣を身につける」をお届けします。