2019.01.05 17:00
夫婦愛を育む
◆新年のごあいさつ◆
歴史の中で
橘 幸世
新年おめでとうございます。
平成最後の新年ですね。
気持ちは若いつもりですが、高校生を相手にしていると、積み重ねてきた歳月を感じないではいられません。
自分の子供たちが平成生まれ、今教えている高校生たちはミレニアムベビー。彼らは、「東西冷戦」は歴史の教科書でしか知らず、「第三世界」という言葉にも首をかしげます。
そんな彼らを見ると、自分も歴史の一部を生きてきた…?のかな、と不思議な感じがします。
余談ですが、英文に “type” という単語(動詞)があった時、生徒が「先生、タイプって何?」と聞いてきました。
「え、タイプで打つ、だけど…タイプライターって知らないの?」
「知らない」
「ワープロは?」
「聞いたことはある」
というやりとり。
もはや隔世の感があります。
若い頃は、明治・大正・昭和と三時代を生きてきた人を一目置いた感じで見ていましたが、私もあと数カ月で、昭和・平成・??の三時代を生きることになります。
小さな存在ですが、単なる歴史の目撃者ではなく、わら一本でも貢献できる者となれたらと思います。
皆さまにも幸多き一年となりますように。
2019年元旦