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幸福への「処方箋」21
第四章 真の神主義
利己主義

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第4弾、『幸福への「処方箋」~統一原理のやさしい理解』を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

野村 健二(統一思想研究院元院長)・著

(光言社・刊『幸福への「処方箋」~統一原理のやさしい理解』より)

 それでは、これまで述べた統一原理の基礎資料をもとに、幸福な人生を送っていくためには、どういうことに注意しなければならないかを一緒に考えてみることにしましょう。幸福実現という問題を考えるに当たって、まず問わなければならないことは、人生をどう方向づけるかという問題です。

利己主義
 ここでもし各自が、大きなお盆の中に、まんじゅうを二つ入れ、三つ取ろうとしたら、当然にも大混乱となり、欲しいものも得ることができなくなります。したがってこのようなパターンの行動――利己主義が各自の幸福と結びつかないのは当然の話です。心の面で、他人の恨みや憎しみ、ねたみを買い、愛されなくなるばかりでなく、物質的な面でも長期的には損をし、未来の保証を失うことになります。

 「まちがってはいけない。神は侮(あなど)られるようなかたではない。人は自分のまいたものを、刈り取ることになる。すなわち、自分の肉にまく者は、肉から滅びを刈り取り、霊にまく者は、霊から永遠のいのちを刈り取るであろう」(ガラテヤ六・7〜8)。(続く)

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 次回は、第二部 第四章の「利他主義」をお届けします。