2018.12.06 22:00
文鮮明師自叙伝に学ぶ~心の書写 27
永遠の幸福人生
アプリで読む光言社書籍シリーズ第3弾、『文鮮明師自叙伝に学ぶ~心の書写』を毎週木曜日配信(予定)でお届けしています。なお、この記事に記載されている「自叙伝『平和を愛する世界人として』」のページ数は創芸社出版のものです。
浅川 勇男・著
【第七章】私は今、正しく生きているか
永遠の幸福人生
では、良心はなぜ、そこまで正しく生きることを命じるのでしょうか。
良心に従って生きれば確かに心の平安は得られますが、「人生画報」のように、生活のすべてを失いかねないこともあります。罪を犯さないまでも、裕福な生活を犠牲にせざるを得ないこともあります。なぜ、そこまでして良心の声に従わなければならないのでしょうか。
その答えは、人生が肉体を持ったこの世だけで終わらないからです。霊魂と霊界が実存していて永遠に行き続けるからなのです。人間は永眠するのではなく、永生するのです。
文鮮明先生は、人間には霊魂があって、霊界で永遠に生き続けると言われています。
「人の霊魂は命を失ったからといって埃(ほこり)のように消えてしまうものでなく、霊魂の世界に行きます」(自叙伝、212ページ)
良心は永遠の世界で幸福になるために「今正しく生きる」ことを命じているのです。この世だけでなく、あの世、霊界でも、永遠に幸福であり続けるために指示しているのです。
良心は、永遠の人生の、先生であり、友人であり、父母なのです。
人が臨終して、たった一人で神様の前に立つとき、神様は三つの問い掛けをするようです。
第一に、「おまえは誰のために生きたのか」、第二に、「おまえは何のために生きたのか」、第三に、「おまえは何を残してきたのか」。
私たちの良心は、今のまま霊界に行けば、どんな霊界に行くかよく知っているのです。それゆえ、必ず聞かれるこの問いに胸を張って堂々と答えられるために、「私は今、正しく生きているか」と問うているのです。
文鮮明先生は良心の働きについて語られています。
「自分の最も親しい先生は自分の良心です。最も親しい友人よりも貴く、父母よりも貴いものが自分の良心です。ですから、一生を生きていきながら、最も親しい先生であるこの『良心』に、『私は今、正しく生きているか?』といつも尋ねなければなりません」(同、234ページ)(続く)
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次回は、第八章の「死とは何か」をお届けします。