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祝福結婚への準備 14

 動画「二世のための祝福結婚講座」をもとに、祝福に向かう具体的な準備やプロセスについて、毎週日曜日配信(予定)でお届けします。

 父母マッチングに取り組む二世やその父母の皆さまにぜひ読んでいただきたい内容です。

※本文中の内容は2020年時点のものです。最新の情報に関しましては、最寄りの教会までお問い合わせください。

(3)マッチングプロセス

⑦約婚時のポイントと約婚期間の過ごし方

 先回まで、父母交流と家庭交流について説明してきました。
 次はいよいよ約婚です。

約婚時のポイント
 当然のことですが、約婚は両家の子女・父母の全員そろっての合意が必要です。その誰か一人でも欠けるのは望ましくありません。

 良くないパターンの一つは、子女はまだ少し心に不安があるのに、父母が強要するかのように約婚させようとすることです。
 もし子女の心に不安が残っている場合、父母はゆっくりと子女の決断を見守らなければなりません。

 また、その逆もあります。父母は現在の交流に対して不安を感じているのに、子女同士だけで勝手に約婚を決めてしまうというパターンです。そのようにしてはいけません。
 父母が何か不安を感じている場合、子女はその不安なポイントを理解して、それでも「必ず乗り越えて理想家庭を築く」という強い意志を示して父母に納得してもらう必要があります。

 もちろん、祝福を受けて家庭を築く当事者は子女なので、子女の意見や意思が尊重されるべきでしょう。ただそのプロセスにおいては、相互理解のための対話をベースにした上で話を進めていってほしいと思います。

 そして、約婚をする際はぜひ約婚式を挙げてください。
 約婚式の決まった形式はありません。多くの家庭は、教会で教会長をお迎えして行っているようです。
 「約婚式での教会長のメッセージによって祝福に向かう姿勢が整った」という証しも多くあります。

 約婚式については『父母マッチングガイドブック』(光言社刊)にも詳細が載っているので、ぜひ参考にしてください。両家の父母と子女で、恩恵深く、また思い出に残るように工夫をしていただければと思います。

約婚期間の過ごし方
 約婚をすれば、あとは祝福に向けて二人で準備をすることになりますが、約婚期間の過ごし方も祝福を受けるための重要なプロセスになります。

 約婚期間の過ごし方のポイントについて、いくつか説明します。

 まずは「正しく交流をする」ということです。「交流をするのに正しいも正しくないもないだろう」と思われるかもしれませが、実はあります。

 それを説明するために、約婚した二人は原理的に見てどのような関係にあるのかを理解する必要があります。

 約婚した二人は「一対一の兄弟姉妹の情を育む関係」ということができます。

 愛には、子女の愛、兄弟姉妹の愛、夫婦の愛、父母の愛の四つがあり、人生を懸けてこの四つの愛を体恤(たいじゅつ)することが私たちの生きる目的です。その四つの愛を体恤することで神の似姿になるというのです。

 それでは、約婚をした二人は原理的にどの立場の愛を交わし合うのかというと、それは「兄弟姉妹の愛」なのです。夫婦になるのは祝福式の後です。

 当たり前といえば当たり前のことです。しかしここに「一対一」という言葉が付きます。
 それはつまり、兄弟姉妹ではあるが、一対一の特別な信頼関係を築いていってもよいということを意味します。

 普通は兄弟姉妹の愛といえば、兄と妹、姉と弟などにおいて、その愛の関係が変化することはありません。性別の差、年齢の差によって接し方に多少の違いはあったとしても、基本的には全ての人を分け隔てなく愛するのが兄弟姉妹の愛の関係といえます。

 しかし約婚をした二人は、将来夫婦になることを天の前に誓い合った関係です。ですから兄弟姉妹でありながらも、他の兄弟姉妹とは違う、特別な信頼関係をお互いに築いてもよい、むしろ築くべきだというのです。

 ここで一つ注意点があります。
 それはスキンシップです。よく、約婚をした二世から「約婚期間、スキンシップはどこまで許されるのですか?」と質問されます。

 それに対する答えは、「兄弟姉妹の範囲でスキンシップをしなさい」です。実の兄弟姉妹にしない、できないスキンシップは、いくら約婚期間といえどもするべきではありません。
 具体的に言えば、性的な刺激を与え合うようなスキンシップはしてはならないということです。

 一般的には、結婚前であっても、婚約は恋愛関係にあると考えて、ある程度の性的なスキンシップもその交際に含まれるものです。
 しかし私たちは、神様の愛を中心として夫婦となることにこそ神の究極的な創造理想があり、そこから子女が生まれてくることを学んでいます。
 従って、原理的な順序を正しく踏み、約婚期間には兄弟姉妹としての情を深めることを意識していただきたいと思います。

 約婚期間の過ごし方についてまとめると、下記の二つです。

①約婚期間は一対一の兄弟姉妹として原理的な関係を理解しながら、信頼関係を構築することを目的として積極的に交流する

②スキンシップは兄弟姉妹の関係の範囲で行い、性的な刺激を与え合うようなスキンシップは絶対にしない

 この二つをよく理解していただけたらと思います。

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