アングル~情報戦に勝て。145
「光」が「闇」を駆逐する時代

 1月21日、世界日報に「スクープ」の文字が躍った。
 スクープとは、大特ダネのことであり、他社の新聞や雑誌では報道されていない記事を指す。

 「文部科学省が東京地方裁判所に世界平和統一家庭連合(家庭連合、旧統一教会)への解散命令を請求したことについて、文科省が作成し裁判所に提出した陳述書に事実と違うことを書かれたと、“被害者”が関係者に話していることが分かった」

 今回紹介するのは、世界日報(2025121日付)掲載の「【スクープ】文科省、裁判資料を捏造か 揺らぐ解散請求の『根拠』」の見出し記事。

 現代社会は、捏造(ねつぞう)、改ざん、隠蔽。そして“フェイクニュース”であふれている。

 「うそは必ずばれる」という。
 それは、闇に覆われていた事実や真実は光によって必ずや明らかにされることになる、ということを意味している。

 「目からうろこが落ちる」という言葉がある。新約聖書使徒行伝9章に記録されたパウロ(サウロ)の回心のきっかけとなった出来事から生じたことわざである。

 キリスト教徒を迫害していたサウロがダマスコという場所に向かう途中のことだった。
 突然天から光が差し、イエス・キリストが現れサウロに呼びかける。

 「サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか」とイエスは問いかけ、「なすべき事」をなすようにとサウロを諭す。

 強い光によって目の見えなくなったサウロだったが、三日の後、聖霊の力によって目からうろこのようなものが落ち、目が見えるようになる。
 そしてサウロは後に、イエスの教えに目覚め、キリスト教の大伝道者、使徒パウロとなるのである。

 今の日本政府の姿は、ダマスコに向かうサウロのようではないか。

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(則)