2025.01.11 17:00
神様に愛された日 13
『神様に愛された日』を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
「私が出会った神様の真の愛」をテーマに家庭連合の教会員による応募作品から選ばれた証し(テスティモニー)をまとめた作品集。心が温かくなる証しの数々をBlessed Lifeでもお読みいただけます。(一部、編集部が加筆・修正)
第一章◆子女の愛
【幸せの記録12】
パパはわるくない
「どうしても見たいテレビのアニメ番組がある」とグズっていた次男(8歳)を叱(しか)りつけ、風呂に連れ込んだ。わが家は何事も時間厳守だ。
次男は早く風呂から上がって番組が見たいようで、カリカリしていた。普段から固形石鹸(せっけん)をタオルにつけるのが苦手なので、急いでいるその晩は、なおさらうまくいかない。
とうとうズルをして、作業が簡単な液体のシャンプーをタオルにつけて、体を洗い出した。
私は次男に注意した。
「こらこら、シャンプーで体を洗っちゃダメだぞ。シャンプーは頭を洗うものだ」
「いいのっ!」
「ダメだってば。頭を洗うシャンプーで体を洗うと、頭みたいに体じゅうに毛が生えて、ゴリラみたいになっちゃうんだよ」
「……」
次男は手を止めて考え込んでいたが、しばらくすると私をジッと見て言った。
「うそつき」
「う、うそじゃないぞ……」
「うそだぁ」
「ど、どうして?」
「だって、パパは毎日シャンプーで頭を洗っているのに、髪の毛があまり生えてないじゃん」
「あ……、うう……」
その晩の祈祷会(※1)での次男の祈り。
「かみさま。きょう、ぼくはおふろでズルをしてしまいました。
そのせいで、パパがうそをついてしまいました。
パパはわるくありません。ぼくのせいです。
パパをゆるしてください……」
神様の前に、私をかばおうと泣きながら祈る姿が愛(いと)おしく、次男を抱いて大泣きしてしまった。
何があったのか知らない妻がけげんな顔をしていたので、事の次第を話すと、大泣きではなく大笑いをしていた。
(男性 44歳)
※1 祈祷会:教会や家庭などで集まって祈祷することを祈祷会といいます。祈祷は神様と交流するために、信仰生活において欠かせないものです。教会員は、朝は一日の出発の祈祷を、夜は一日の反省や報告の祈祷を行います。一人で祈るのも大切ですが、祈祷会で他の人の祈祷を聞くことで恵みを受けるときも多くあります。
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次回は、「ピンク色のカーネーション」をお届けします。