2024.12.29 17:00
祝福結婚への準備 6
動画「二世のための祝福結婚講座」をもとに、祝福に向かう具体的な準備やプロセスについて、毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
父母マッチングに取り組む二世やその父母の皆さまにぜひ読んでいただきたい内容です。
※本文中の内容は2020年時点のものです。最新の情報に関しましては、最寄りの教会までお問い合わせください。
(2)祝福準備
⑤動機の整理と期日の設定
祝福結婚への準備は、全ての人が画一的に進めていくというものではありません。なぜなら、それぞれ置かれている立場と状況が違うからです。
同じ二世といっても、学生の人もいれば社会人の人もいます。今年祝福を受けたいと強く願っている人もいれば、2~3年後でもいいと考えている人もいるでしょう。
祝福を受けるという目標は一緒でも、そこにたどり着くまでの方法やペースはそれぞれです。
ですから、ここからの主役は祝福を受ける皆さん自身です。自分自身で深く考え、どのように準備をしていくか、自分にとっての答えを導き出してください。
そして、二世であれば父母マッチングですので、父母ともよく話し合ってほしいと思います。
動機を整理する
最初にすべき準備が「動機の整理」です。
なぜ私は祝福を受けるのだろう?
このことについて改めて自身に問い直していただきたいのです。
祝福結婚は人生における大きな節目です。また、祝福後も全てがスムーズに進むわけではありません。誰もが大なり小なりの課題に直面するものです。
そのような時、動機が曖昧だと課題に立ち向かう力が出てきません。従って「なぜ私は祝福を受けるのか」という動機を明確にする必要があるのです。
祝福準備修練会や祝福セミナーなどの参加者に、祝福を受ける動機は何ですかと尋ねると、主に次のような答えが返ってきます。「親の願いだから」「みんな受けているから」「二世だから」の三つの答えです。
これらの答えが悪いとは言いませんが、もし皆さんも祝福を受ける動機としてこのような思いがパッと出てくるのであれば、もう少し深く掘り下げてほしいと思います。
例えば、「親が願うから」。
これはきっかけとしては100点だと思います。しかし、もし親の願いだけを優先して私自身の動機がないのなら、それは要注意です。なぜなら祝福は親が受けるのではなく、自分自身が受けるものだからです。
祝福を受けた後も、全てがスムーズに進むわけではないのです。大変なことも、お互いに葛藤することも出てきます。
そのようなとき、親の願いだけで祝福を受けたとしたらどうでしょうか。自分の中に「祝福を受けたい」という明確な動機がなかったとしたらどうなるでしょうか。
踏みとどまって課題を解決しようと思うこともできなくなることでしょう。さらには、自分は祝福について悩んでいたのに親に無理やり受けさせられた、という恨みの思いが出てきてしまうかもしれません。
もし祝福後に葛藤が生まれた場合、もちろん親もサポートはしてくれるでしょうし、アドバイスもしてくれるでしょう。しかし、最終的に課題と向き合い解決していくのは自分自身なのです。
親の願いから始まった祝福結婚への準備も、最終的には自分自身の動機にしなければなりません。
「みんな受けるから」「二世だから」という内容も基本的には同様です。
漠然と考えていた祝福を自分のこととして考えるきっかけとしては、それは何の問題もありません。しかしそこから、いかに自分の動機を育んでいくかが重要なのです。
期日を設定する
動機の次は、期日を設定しましょう。自分がいつまでに祝福を受けるのかを具体的に決めるということです。
祝福を受けるためには、さまざまな「やるべきこと」があります。
ウェブサイトに登録する、マッチング交流会に参加する、親子で話し合う、修練会に参加する…。思いつく内容を挙げるだけでも、これだけあります。
さらに加えて、皆さんは日々の生活自体も忙しいですよね。学業、仕事、教会活動など、とにかく毎日が忙しいと思います。忙しいスケジュールに、祝福のためのさまざまなタスクを組み合わせていかなければなりません。
「いつか祝福を受けられたらいいな」「時間が取れたら準備しよう」という思いでは、どんどん祝福の準備が後回しになってしまい、時間だけが過ぎていくということも起こりかねません。
「私はいつまでに祝福を受けたい」という強い思いと、具体的な期日設定が必要なのです。
なお、期日を設定する際、若いうちに受けるのか、しっかりと準備をしてから受けるのか、という内容があります。
若いうちに受けると良い点は、共に成長しながら未来を一緒に設計できることです。
一方で、早く祝福を受けるとお互いに未熟なために性格的にぶつかってしまったり、進路が定まっていないので将来が不安定だったりしないかと心配になる場合もあります。その点を考えて、しっかりと準備をしてから遅く受けるという選択をするかたもいます。
祝福の時期は人それぞれなので、「いつまでに受けなさい」と言われるものではないと思いますが、ただ漠然とした不安だけを抱えて、無意味に期日だけを延ばすのは良くありません。
真の父母様は、「祝福は18~24歳までに受ける」というお話もされています。最初のマインドセットとして、父母様が示されているその年齢で受けるということを一つの基準にし、自分自身が置かれている状況によって調整する、という設定の仕方が良いかと思います。
もちろん、早く受けたい場合はそれ相応の準備が求められるのは言うまでもありません。
祝福は、一人の人生から二人の人生に変わるものです。それは相手の人生に責任を持つことを意味します。気持ちの勢いだけで、何の準備もなしに受けるということがないようにしましょう。
今回は祝福を受ける動機の整理と期日の設定という内容をお伝えしました。
この内容を読み終えた後、実際に自分自身に問い掛けてみてください。そしてその内容を父母とも共有してみてください。
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