2024.11.08 22:00
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第212回 崇教眞光とはどんな宗教でしょうか?
ナビゲーター:阿部美樹
皆さん、こんにちは!
今回は、「崇教眞光(すうきょうまひかり)とはどんな宗教でしょうか?」という質問に対してお答えします。
崇教眞光の公式サイトを参考にして説明します。
崇教眞光とは、1959年(昭和34年)、初代教え主である救い主・岡田光玉師(おかだ・こうたまし)が58歳の時に「起(た)て、光玉と名のれ。手をかざせ。厳しき世となるべし」と御神示(ごしんじ)が降りて立教しました。
理念として「地球は元(もと)一つ、世界は元一つ、人類は元一つ、万教の元又一つ」を掲げて、世界の対立や混乱を解消し、調和と平和を目指すものです。
崇教眞光には「神は光なりき」という言葉があります。
手をかざし、手のひらから高次元の光を放射して一切を浄(きよ)め、あらゆる悩みや問題を解決していく眞光の業です。
眞光の業は、魂と心と体に働きかけるものです。
病気や金銭問題、人間関係のトラブルなど、現代人が見舞われる不幸現象のほとんどは霊的な障害(霊障)によるものといわれます。
眞光の業によって神のみ光を受けると、知らず知らずのうちに、魂と心、そして、肉体までもが浄められ、不幸の原因が解消されていきます。
み光によって魂を浄め、教えによって魂を磨き、もともと人に備わっていた「神性」を復活させていくというのです。
崇教眞光では「生活の中に教えを実践する」ことを大切にして、「生活即神向(信仰)」と表現しています。
自ら“光の人”となり、“社会の光”“地域の光”となるために、現実の日常生活の中で、教えを実践して、神性化(人格の完成)を目標としています。
世界総本山は岐阜県高山市にあり、主宰神(しゅさいしん)は、「御親元主眞光大御神(みおやもとすまひかりおおみかみ)」といいます。
国内に約1000カ所、世界75カ国に約300カ所の拠点があり、信者の数は約100万人(海外約20万人を含む)です。
岡田光玉師の令嬢・岡田恵珠師(おかだ・けいしゅし)が二代教え主、さらに初代教え主の直弟子である岡田光央師(おかだ・こうおうし)が三代教え主となっています。
崇教眞光の主な活動を三つ紹介します。
第一は、青少年育成です。
教団設立の目的として、基本理念に基づく人材の育成があります。
奉仕隊である「眞光青年隊」を創設し、指導力、統率力、体力を身に付ける訓練がされています。
第二は、社会の善化活動です。
30年以上にわたって内戦に苦しんだアンゴラ国へ学校を寄付したり、災害援助活動や植林活動、清掃活動、社会貢献活動などを行ったりしています。
第三は、陽光文明構想に基づいた活動です。
宗教、人種、国境を超越した「十字の広場」としての「陽光文明会議」の開催、新しい農業の確立としての「陽光農園」の推進、霊的な要素を重視した医学を推進する「陽光診療所」の開設などに力を入れています。
崇教眞光では、「生活の中で教えを実践する」ことを大切にしていますが、家庭連合でも「生活信仰」の大切さが語られています。
「宗教の目的は、宗教の必要のない個人、家庭、社会をつくることにほかなりません。
学校に入学すれば、所定の課程を履修して卒業しなければならないのと同じように、宗教は、信仰の道への入門を強調する以上に、個々人を教育、修練しながら生活信仰者として育成し、卒業させることを、より一層重要視しなければなりません。
羅針盤の針が指し示す目的地にたどり着くために、私たちに求められる一歩が『生活信仰』です」(『生活信仰 生活伝道 生活教育』4~5ページ)
このように、生活信仰を通して神に似る者になっていきたいものです。
また、「自ら“光の人”となり、“社会の光”“地域の光”となる」という言葉は、家庭連合で「孝情の光、全世界の希望たれ」(『中和新聞』2018年4月6日号)と表現されている言葉とも通じるものを感じます。
【参考】
「崇教眞光」公式ウェブサイト