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制作の舞台裏から 84
天国生活を感じさせてくれたソフトボール大会取材

 先日、第1リージョン(関東)のピースカップ・ソフトボール大会を取材した際のことを書こうと思う。

 一昨年から始まったピースカップ大会は、二世圏の活性化を願って開催されるようになった。
 当初はサッカーの1種目だけだったものが、昨年には野球と釣りが追加され、3種目の全国大会が行われた。

 今年は、地域ごとの取り組みを強化するために全国大会は開催せず、エリアやリージョンでの大会が主な活動になるそうだ。

 そのリージョンの取り組みとして、第1リージョンでは野球の代わりにソフトボール大会をするというのでU-ONEニュースで取材することになった。

 10月の半ばだというのに夏の日差しが戻ったある週末。埼玉県にあるグラウンドには、老若男女のソフトボール愛好家の食口(家庭連合の教会員)たちが集ってきた。

 通常ルールと違い、「ウインドミル」と呼ばれるソフトボール独特な投げ方、パスボール時の進塁、盗塁が禁止されていたので、“ガチ勢”でない人でも参加しやすいルールだったように思う。
 だからなのか、10代から70代までの人が同じチームで汗を流し、声をかけ合っていた。

 昨年の野球大会の時には女性選手が一人だけだったが、ソフトボール大会では女性も多くいた。経験者なのかピッチャーとして活躍している女性もいた。

 印象的だったのは、プレー中の声かけだ。
 「ナイスピッチ!」「ナイスラン!」など、ポジティブな声しかなく、否定的なヤジが一切なかったのだ。
 取材している立場であっても、すがすがしい気持ちになれたのは声かけに不思議な力があるからなのだろう。

 ポジティブという空気に包まれたグラウンドで行われる試合には、まるで天国生活のような雰囲気があった。
 互いを認め合い、高め合う素晴らしい時間だったように思う。

 ために生きる心情文化を体現する大会は、地域ごとの開催に力を入れる意義のあるピースカップの取り組みだといえるだろう。

 ソフトボール愛好家たちの素晴らしい文化に触れつつ取材を終えたのだが、夏の日差しですっかり日に焼けてしまった。
 腕時計をしていた部分だけが白く、それを見るたびに今でもソフトボール大会の取材を思い出している。

 この第1リージョンのソフトボール大会の様子は、「U-ONEニュース20241025日号」に掲載されている。
 ぜひご覧いただきたい。

(N)


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【U-ONEニュース20241025日号】

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