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スマホで立ち読み Vol.33
『夫婦愛を育む魔法の法則』7

橘 幸世・著

(光言社・刊『夫婦愛を育む魔法の法則』〈2017年8月25日初版第2刷発行〉より)

 スマホで立ち読み第33弾、『夫婦愛を育む魔法の法則』を毎週金曜日(予定)にお届けします。
 誰にでも、どんな夫婦にも当てはまる、幸せな夫婦になるための原則が詰まっています!

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第2章 受け入れる

夫をあるがまま受け入れる

 「夫をあるがまま受け入れる」。これが第一の、最も基本的な原則です。「あるがまま受け入れる」という言葉はいろいろな場面で聞きますね。反抗する子供を親としてあるがまま受け入れる、批判的な伝道対象者をそのまま受け止めるなどなど。一生懸命に実践してこられた方も少なくないでしょう。それを夫に対しても実践しましょう。決して容易なことではありませんが、これが幸せな結婚生活の基礎であり、土台なのです。

受け入れるとは?

 では、そもそも「受け入れる」ということは、具体的にどうすることでしょうか。『新・良妻賢母のすすめ』には、次のようにあります。

 「受け入れるということは、今この時のありのままの夫を、何の変化も求めず受け入れることです。彼はもっとよくなれる、あるいはなるべきだと思っていても、それは夫の責任であって、あなたの責任ではないのです。…(中略)…受け入れるということは、ただ夫に対して我慢して寛容となることではありません。夫が完全でもないのに完全と思い込もうとして、自分を偽って不正直になることでもありません。あるいは、あきらめることでもありません。自分の責任は夫をつくりかえることではなく、今のままの夫に感謝することだと気がついて、あなたの心が平穏な状態になることです。あなた同様、夫も人間として長所も欠点ももっているのだと認識するのです。…(中略)…彼を長所も欠点もある人間として受け入れて、彼の欠点で思い煩(わずら)うことをやめ、長所だけ見ることです」

 受け入れる第一歩は、「変えようとしない」ことです。言葉で「受け入れている」と言っても、「この点さえ変わってくれたなら」と思えば、それは受け入れていることになりません。

 夫が変わるのは夫自身の責任です! 夫にせよ子供にせよ、いくら何を言っても、決してこちらの思いどおりにはいきません。別人格なのですから。変えようとすればするほど、期待や要求を持って見れば見るほど、双方にストレスとなってしまいます。逆に、受け入れてみると、“心が平穏で幸せな状態”になります!

 私たちは統一原理を学んでいますので、人の堕落性はすぐ見えます。意識して、長所に焦点を合わせましょう。妻の責任は夫をつくり変えることではなく、彼という人間の良さを認めて感謝することです。神様が下さった本性を中心に授受作用してください。

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 次回は、「夫のどんな点を、なぜ変えたいのか?」をお届けします。



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