https://www.kogensha.jp/shop/detail.php?id=4263

新米ママのありのまま 48
歩き始めた末っ子が急成長! 可愛らしい姿は今だけの貴重な瞬間(とき)

(APTF『真の家庭』289号[2022年11月]より)

 APTFの機関誌『真の家庭』で好評連載中の「新米ママのありのまま」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。

フリーライター みはる

 1歳を越えてようやく歩き始めた長男。急に赤ちゃんからお兄ちゃんになったみたいで、筋肉がついたからかずっしりと重くなり、力も強くなったように感じます。家の中で裸足で歩く時はトコトコ、ペタペタと、ペンギンみたいに歩き回っています。外では歩く度にキュッキュッ音が鳴る靴を履いているので、楽しそうに歩くものの、まだ靴を履くことに慣れておらず、ヨタヨタ歩いては転んでしまいます。キュッキュッ、キュッキュッ、ドテッ。キュッキュッ、キュッキュッ、ドテッ。の繰り返しで、ドテッとこけて立ち上がらずにそのままハイハイで進むこともあります。ちょっとのことでは泣かないので、こけても、ハイハイで進んでも微笑みながら見守っています。

 1番上の長女の時は、こけたら立ち上がらせて、外でハイハイしようものなら、ハイハイする前に抱き上げて立たせていました。1人目の時は余裕がなかったなあとつくづく思います。子供は親が思うよりも強く、成長に繋がる好奇心が旺盛なので、なるべく見守ってあげたいと思うようになりました。

 家の中をトコトコ、ペタペタ歩いて、好きな車のおもちゃを取りに行ったり、音楽が流れるおもちゃを手にこちらに歩いて来て「だー、うー!」と、電源を入れて欲しいことをアピールしたり、ちょっと目を離してる隙に階段を上り下りしたり。歩けるようになって急に成長しました。子供の成長は楽しみですが、ヨタヨタ歩く姿も、だー、あーと喃語を話す姿も今だけ見られる貴重な姿なので、ゆっくり味わいたくもあります。

 普段からよく利用している町の子育て支援施設で、職員の先生から「抱っこをしたり、触れ合ったりする親子の時間は幼児期にしか持てないから、たくさん抱っこして、たくさん名前を呼んであげてくださいね」と言われました。毎日のスケジュールをこなすだけで精一杯になっていたのでハッとさせられました。子供達のぷにぷにのほっぺたに自分の頬をぎゅーっと押し当てて、キャハハと笑って喜んでくれるのは幼い今だけ。ぎゅーっしてと言えば、「ぎゅーっ」と言いながらハグしてくれるのも今だけ。親子でたくさん触れ合って、一緒に遊べる日々は、貴重なんだと気づかされました。幼児期の事は、子供は忘れてしまうので、たくさん写真や動画を残して、大きくなった時に、「こんなに小さかったんだよ」、「可愛かったんだよ」、「皆から愛されていたんだよ」と伝えたいと思っています。

---

 次回は、「姉弟仲良く遊んでは、ケンカした賑やかな1年間」をお届けします。

APTFの公式ウェブサイトはコチラから