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シリーズ聖歌

 世界平和統一家庭連合の「聖歌」を、第一部1番から順にご紹介してまいります。

 今回は、聖歌の第一部25番「成和勇士の歌」をお届けします。

 「千里またがる父の聖なる地」と始まるこの力強い聖歌は、金相哲(キム・サンチョル)先生(36家庭、19152011)によって、1958年に作詞されました。その詞に、当時在籍していた男性が曲をつけて誕生したのです。

 原詞は神に選ばれた韓国の選民としての喜びと誇りを歌い上げており、明るいメロディーと相まって、希望を与えてくれる聖歌です。

 「三千万の白衣同胞」や「白頭山聖峰」などの原詞を、日本を開拓伝道した崔奉春(チェ・ボンチュン/日本名、西川勝)先生と当時の教会員たちが知恵を絞って、「一億大和」や「富士の頂き」など、日本でも歌える歌詞に訳したのです。

 作詞者の金相哲先生は、195610月に成和青年会初代伝道部長となり、韓国教会の草分けの苦しい時代に希望をもたらすべく、青年伝道に励みました。この伝道部長の期間に、聖歌25番「成和勇士の歌」が作詞されたのです。

 当時の韓国は、まだ朝鮮戦争の混乱が尾を引いていました。痛みを抱えた祖国で生きていく青年たちに、何を示したらいいかと金先生は祈りました。

 祈るうちに、金先生自身、心の底から選ばれた民の誇りと感謝、使命感が湧き上がるのを感じました。その歓喜の思いをそのまま書き留めていったのがこの詞です。

 伝道の機運を高め勇気を燃え立たせてくれたこの聖歌は、1960年代によく歌われた聖歌の一つとなりました。

(参照:『世界家庭』202089月号「続・聖歌のめぐみ」)

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