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新米ママのありのまま 46
3人育児奮闘記 〜ママ VS 子供達 プチ戦争の日々〜

(APTF『真の家庭』287号[2022年9月]より)

 APTFの機関誌『真の家庭』で好評連載中の「新米ママのありのまま」を毎週水曜日配信(予定)でお届けします。

フリーライター みはる

 5歳の長女、2歳の次女、1歳の長男がいる我が家は、毎日子供達の笑い声や泣き声が響き渡っています。一人っ子のお子さんを持つお母さんから、よく「1人でも大変なのに3人って凄いですね。どうやって3人お世話してるんですか?」と聞かれます。

 我が家の場合は義父母と同居していることもあり、手伝ってもらっているので助かっています。それでも日中は1人で育児や炊事をするので、余裕のない時の方が多く、特に出かける前はプチ戦争状態。もたもた準備をする長女に「早くして!」と促し、イヤイヤ期真っ只中の次女は、この靴イヤだと泣き出すので「どれがいいの? これ?」と言うと「イヤ! 違う!」と言うので、「自分で選んで!」と一旦放置しておいて、まず長女と長男を車に乗せます。その時に長男のオムツ替えを忘れていて、うんちをされていた日にはもう思わず「うぎゃー!!」と叫び声をあげざるをえません。慌てて家に戻ると次女は玄関で靴を選ばずに足を投げ出して大泣き状態。そこをスルーして部屋に入り、動き回る長男を足で押さえ付けながら手早くオムツを替え、玄関に連れていって待機させておきます。その間、靴箱から次女の靴をあるだけ出して靴屋さんを展開して、ようやく選んでくれた靴を履かせ、長男を抱えて次女の手を引き、車に乗せて出発という、なんとも慌ただしい外出前のプチ戦争が日常茶飯事です。

 出かける前と同じく大変なのが、お風呂と食事の時間です。夕方にママひとりで3人をお風呂に入れることがあります。全員同じタイミングで洗ったあと、長女と次女を湯船に入れ、長男を出して服を着せ、すぐに次女を出して服を着せてドライヤーをします。次に長女を出そうとするのですが、まだ遊んでおくと言って1人でしばらく入って出たがらず、あまりにも長いので無理矢理出すと怒って泣くことも。

 食事の時も落ち着いて食べることはできません。次女はイヤイヤ期のせいかだんだん偏食になってきて自分で食べなくなってきたので、長男の口にご飯を運びながら次女にも食べさせないと食べてくれず。ママも一緒にご飯を食べているのですが、長男にあげるものなのか、次女にあげるものなのか、自分の口に入れるものなのかこんがらがってきて、危うく自分が食べている辛い料理を長男にあげようとしてしまったり、長男のご飯を次女にあげてしまったりすることもあります。

 子供のやりたい気持ちに寄り添って、とことん付き合ってあげたいとは思うものの、3人も相手をしているとそうもいかず。自分では何もできない末っ子に合わせて動かないといけないのでお姉ちゃん達には我慢させてしまっていることもあります。ですが、ママが寄り添えない部分を、パパや、じいじ、ばあばが補ってくれています。ママだけでは満たしてあげられない愛情をたくさん受けて、すくすく育ってほしいものです。

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 次回は、「九州で過ごした夏休み。じいじ、ばあばと初対面の次女と長男」をお届けします。

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