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男女の違いと夫婦の関係 44

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「男女の違いと夫婦の関係」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
 あなたは知っていますか? 男性と女性の違い。同シリーズでは、男女の考え方の根本的違いを知り、夫婦がお互いを理解しあって、本当の「幸せ」をつかむためのキーポイントをお伝えします!

松本 雄司・著

(光言社・刊『男女の違いと夫婦の関係-ほめられたい夫 愛されたい妻-』〈2019年3月30日第4版発行〉より)

第二章 男と女の違いと結婚生活

4 相手から喜ばれる態度

2)妻がこうしてくれると夫は嬉しい

⑤子供のような茶目っ気を見せる
 女性の方は意外に思うかもしれませんが、男性の願う理想の妻は、容姿が奇麗であるとか、機転が利いてしっかり者であるとかいうばかりではありません。
 どんなに立派な奥さんでも強くて立派なだけでは、尊敬の対象にはなりますが、男性の愛情の対象にはなりません。やがて、一緒にいても窮屈になり、博物館にでも寄贈したいような気持ちになるかもしれません。あるいは、自分のほうが放浪の旅にでも出たくなるかもしれません。

 男性から見て魅力的な女性の条件の一つに、「子供のような仕草をする」という要素があります。つまり、少女のような「茶目っ気」や、いつもニコニコしている「愛嬌」です。
 かわいらしい女性というのは年齢に関係ありません。超高齢の女性でも魅力的なのです。きんさん、ぎんさん姉妹があれほど人気があったのは、双子であり長生きであったからだけではありません。それは何とも言えないあの「茶目っ気」なのです。百歳を過ぎても、茶目っ気のある人は「魅力的な女性」なのです。

 もう一つ例を挙げましょう。
 ある日、夫婦が話をしているうちに、険悪な関係になり、夫が血相を変えて何か言いました。その時、その言葉を「大人対大人」として受け止めて、同じように妻が本気で怒ったら、もろに激突します。

 ところが、夫がカーッとなって「なにぃー!」と怒鳴ったとき、奥さんが一瞬目を丸くし首をすくめて「きゃあー、こわーい!」と大げさな仕草をしたら、あるいは「やだぁー!」と地団駄を踏んでみせたら、どうでしょう。夫はカクッと力が抜けます。それは男性から見たら愛らしい仕草です。そうして夫も「大人げなかったな……」と我に返るのです。

 子供がよくするでしょう。大げさにプイッと怒って行ってしまって、アッカンベーをする。そういう少女のような仕草をできる女性がいます。
 そういう奥さんはとてもかわいいし、夫婦が険悪な関係になりそうになったときも、さっと笑いに変わってしまうのです。そういう一面も必要です。男性はそういう奥さんに魅力を感じるのです。

 いつもどっしり落ち着いていて、冗談も言わない。それは「ご立派だけど、かわいくない妻」というタイプになってしまいます。

⑥純粋に信じて頼りにしてくれる
 夫に対していつも純粋に「あなたを信じてる」「頼りにしている」ということを、態度や言葉で表す妻。そういう妻は夫から見ると限りなくいとおしい妻です。

 言うまでもなく男性も女性も人間としての価値は全く同等であり、権利も完全に平等でなければなりません。
 しかし、男性と女性にはその能力や性質において明らかに特性があることも事実です。結婚して家庭生活が理想的に機能するには、お互いの能力的特徴を尊重していくことが不可欠の要素になります。

 男性の本性的特徴というのは、「か弱い者を守ってあげたい」「自分を頼りとし、必要としてくれる者のために何かしてやりたい」という気持ちが強いことです。これが特徴です。男としての本能であり、生き甲斐です。だから「強いもの」よりも「弱いもの」、「でっかいもの」よりも「かわいらしいもの」に愛情が向かいます。
 一般的に、結婚するとき、自分より体格の大きい妻を求める男性はめったにいません。自分よりも1センチでも小さい女性を求めるでしょう。毎日妻を見上げながら暮らしたいと思う男性はあまりいません。一般的には、大きいものよりも小さいもののほうが愛しやすいのです。
 しかし、では体が大きいからかわいくないかというと、それだけではないのです。体も大きくていつも男と張り合うような態度という場合は論外ですが、体の大きな女性でも、その仕草とか言葉づかいとかが、優しく、茶目っ気があったり、愛らしいという人には、男性は魅力を感じるものです。

⑦夫の努力を褒める
 事あるごとに夫の良いところや男らしいところを褒めてくれる。こういう奥さんがいたら最高です。愛さずにはおれないでしょう。
 既にお話しした通り、誰もが「愛されること」と「褒められること」を求めて生きていますが、特に男性は、感謝され褒められることに最高の喜びと生き甲斐を感じるのです。

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 次回は、「『家庭』と『仕事』、どっちが大事?」をお届けします。

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