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スマホで立ち読み Vol.19
『真のお母様、感謝します』15

(光言社・刊『真のお母様、感謝します』より)

 『真のお母様、感謝します』の一部を「立ち読み」でご覧いただけます! 毎週火曜日にお届けします
 真のお母様(韓鶴子〈ハン・ハクチャ〉総裁)との出会いの証しを集めた貴重な一冊です。

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真の父母様が天国そのものであることを実感
梶栗 惠李子(43双)

 1967年6月、真の父母様が3人の子女様を伴って来日されました。真のお母様にとっては初めてのご来日でした。

▲空港に降り立たれた真の父母様ご一行(左は孝進様)

 歓迎会であいさつに立たれた真のお母様は、「胸がドキドキして鳩のようです」とおっしゃいました。ちょうど、おなかに恩進(ウンヂン)様がいらっしゃったと思うのですが、本当にお優しく、しぐさの一つ一つも美しく、おしとやかでした。私は、「こういうお姿が真の女性なんだ」と感動しました。

▲歓迎会であいさつされる真の父母様

 ご滞在中は目黒に準備した小さな2階家で宿泊され、私はその期間、ご家庭に侍ることになりました。真のお父様が会議を終えて戻ってこられると、お母様が階段を下りてこられます。決してダダダッと駆け下りるのではなく、音もなく静かに下りてこられるのです。階段の途中から首をかしげてお父様をご覧になり、そんなお母様をお父様も見上げておられる──。まるで映画のように美しい光景でした。

 当時、5歳に満たなかった孝進(ヒョウヂン)様は、元気に走ってきて、お父様の首にバーンと飛びつきます。そしてそのまま10分も20分もずっと首にしがみついていらっしゃるのです。いつ降りなさいと言われるかとびくびくすることもなく、「いつまでもそうしていていいよ」という世界でした。

 ある時、孝進様がナイフをいじっていて指を切ってしまわれたことがありました。血がバーッと出て、孝進様は大声で泣かれました。お母様がその声を聞いて2階から下りてこられ、「孝進、そんなに泣かないのよ」と静かに諭されました。落ち着いたお母様のご様子に、慌てていた私たちもほっと安心したのでした。

 初めて間近に拝見した真のご家庭には、愛と信頼の絆があると思いました。それまでは「闘うお父様、先頭を行くお父様」でしたが、お母様や子女様とご一緒のお父様を見て初めて、ご家庭の中のお父様を知ることができたのです。

▲ご来日中の真のお母様

 このような真のご家庭のお姿を通して、私の信仰観が変わりました。「原理」は単なる理論ではなく、実体のご家庭、真の父母様が原理の実体であり、天国そのものであること、この真っ暗な世界の中で真のご家庭だけには神様が宿っていることを実感したのです。

【お父様がお母様について語られたみ言】
 お母様はとても知恵深い女性です。お母様の自慢を一度しなければなりません。
 まず何が素晴らしいでしょうか。お母様の目が素晴らしいのです。怒ったのちにさーっと笑うときには、私は、そのほほえむ魅力的な目にすっかりほれ込んでしまいます。
(『真の御父母様の生涯路程』⑩ 484ページ)

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 次回は、「“ジャストフィット”のアロハシャツ」(平井利明をお届けします。お楽しみに!


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