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男女の違いと夫婦の関係 40

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「男女の違いと夫婦の関係」を毎週木曜日配信(予定)でお届けします。
 あなたは知っていますか? 男性と女性の違い。同シリーズでは、男女の考え方の根本的違いを知り、夫婦がお互いを理解しあって、本当の「幸せ」をつかむためのキーポイントをお伝えします!

松本 雄司・著

(光言社・刊『男女の違いと夫婦の関係-ほめられたい夫 愛されたい妻-』〈2019年3月30日第4版発行〉より)

第二章 男と女の違いと結婚生活

3 おかしやすい失敗

2)夫がおかしやすい失敗

④仕事や子供ばかり優先して、妻の欲求を軽んじてしまう
 これも男性が失敗しやすいことです。男性はどうしても仕事のウエイトが大きい。そうすると家に帰ってもそのことが頭から離れません。何かするとしても子供へのサービスを優先します。こうしてついつい妻の感情や欲求を無視してしまうことになるのです。
 妻はどうしようもない欲求不満にイライラし、ついに家庭火山が爆発することになりかねません。

⑤話を聞いて何も言わない
 妻が夫に話をしたところ、夫は聞いた後、何も言わないでさっと行ってしまった。一生懸命話したのに、うんともすんとも言わない。分かってくれたのかくれないのか、何も分からない。これだと妻はすっきりしないで、ずっと不満が溜まります。
 こんな時は必ず一言コメントしてあげてください。「そう、お母さんも大変だったね」とか、「あんたの気持ちも分かるけど、向こうにも事情があったんじゃないかな」と一言言ってくれると、妙に納得したりします。つまり、情を受け入れてくれた上で言ってくれるから、納得できるのです。

⑥「あんたの言うことは筋が通ってない」
 妻が感情的になって言ったときに、夫はイライラしてつい「あなたが言っていることは全然筋が通ってないよ」と言うのです。男は頭で論理的に考えるから、「あんたはさっき言ったことと今言ったことが違うじゃないか」と問い詰めたりします。すると奥さんはなおさら、「ちっとも分かってくれない!」となってしまいます。

 実は、通るも通らないもないのです。もともと筋はないんですから。つまり、筋が通る通らないじゃなくて、奥さんが感情的になっている場合は、言っている言葉の端々よりも、どういう気持ちを夫に訴えたいのか、どんな情を理解してほしいのか、そういうふうな観点から受け止めてあげたほうがいいのです。
 共感してもらえないと、してくれるまで話が続きます。だから、早く終わってもらいたいと思う殿方は、早く共感してあげて下さい。

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 次回は、「夫がこうしてくれると妻は嬉しい」をお届けします。

◆『男女の違いと夫婦の関係-ほめられたい夫 愛されたい妻-』を書籍でご覧になりたいかたはコチラ

◆松本雄司氏の著作はコチラから

◆同シリーズの前作「うまくいく夫婦仲の法則」はコチラから