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スマホで立ち読み Vol.19
『真のお母様、感謝します』12

(光言社・刊『真のお母様、感謝します』より)

 『真のお母様、感謝します』の一部を「立ち読み」でご覧いただけます! 毎週火曜日にお届けします
 真のお母様(韓鶴子〈ハン・ハクチャ〉総裁)との出会いの証しを集めた貴重な一冊です。

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相手のために徹底して心を尽くされる
伊藤 憲一(1800双)

 1980年、アメリカ・ニューヨークで、宣教師たちの40日修練会が行われました。40修が終わると、他の宣教師はそれぞれの任地国に帰っていったのですが、私は日本から妻を迎えるために残りました。ニューヨーカーホテルで家庭を出発してから、任地国(アフリカ・ブルキナファソ)に行く予定だったのです。

 40修には、ザイールのキンバング(コンゴ民族の土着信仰とキリスト教を融合させた宗教)のキアモシ牧師も参加していました。そのキアモシ牧師に、真のお父様がお会いになることになったのですが、フランス語のできる宣教師は皆、宣教地に帰ってしまっていました。それで、家庭を出発するために残っていた私が通訳をすることになったのです。

 真の父母様はイーストガーデンで、キアモシ牧師と食事を共にしながら、親しく交流されました。その後、お父様が私に、「本当は私も一緒に行きたいのだが、できないので、お母様と一緒に、ザイールの牧師のために買い物に行きなさい」とおっしゃいました。

 翌日、真のお母様は、キアモシ牧師と通訳の私を連れて、ニューヨークに買い物に行ってくださいました。お母様は、牧師と夫人、子供まで、一人一人の年齢や体格を細かくお聞きになり、靴と洋服をお選びになりました。なんと6時間もかけ、徹底して心を尽くして買い物をされたのです。途中でお疲れになると、売り場の片隅の、ちょっとしたへりに腰掛けて、お付きの女性からマッサージをお受けになる場面もありました。

 昼食でマクドナルドに入ったとき、私のすぐそばにお母様が座られました。お母様は私をご覧になり、「あなた、やせてるわね。これを食べなさい」と言いながら、ご自分のハンバーガーを下さいました。また、「あなたの奥さんを呼びなさい」と言われ、妻にも服を3着、選んでくださるなど、通訳の私たち夫婦にまでこまやかに配慮してくださったのです。

 1996年、マーシャル諸島の国家メシヤを拝命しました。この太平洋に浮かぶ小さな島国に、真の父母様は2回訪問してくださいました。200010月と200512月です。特に200010月は、韓国から直接マーシャル諸島だけを訪問され、大統領をはじめ政府から国家的な歓迎をお受けになりました。

 45日のご滞在中の2日間、父母様は大きな魚を目指して、ボートで釣りをされ、私も随行しました。1日目の釣りの途中、ご一行はピクニックの仕度をして、珊瑚礁の島に降り立たれました。

▲真の父母様(マーシャル諸島の海で)

 珊瑚礁の島はリング状になっているのですが、ご一行はその内海近くにござを敷いて食事をされました。父母様は内海の海岸で、すねまで海水に浸(つ)かって、本当に楽しそうでいらっしゃいました。打ち続く激務の中、“南洋の楽園”でしばしの憩いの時を過ごされたのです。

▲ピクニックでしばしの憩いのひと時

 その際、お母様は、海岸に散らばっている、さまざまな面白い形の石(珊瑚の死骸)に大変興味を示され、一つ一つ楽しそうにご覧になっていました。

▲真のお母様

 また、これといった産業のないこの国で唯一輸出しているのがココナツオイルですが、それを原料に作った現地産の純粋なココナツ石鹸をお母様に差し上げたところ、大変喜ばれて、たくさん注文してくださいました。

 このように具体的にその国に興味を持ち、愛してくださるお姿に感動しました。以来、私たちはこの石鹸を“オモニ石鹸”と呼んで、大切に使っています。

【お父様がお母様について語られたみ言】
 お母様はあまりにも与えるので、ある時は私のほうが心配になります。すべて与えるのです。……私は、そのような面においてお母様を尊敬し、誇っています。お母様を称賛するのです。
(『真の御父母様の生涯路程』⑩ 488〜489ページ)

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 次回は、「花のつぼみがふわーっと開いたような微笑み」(マリクデム・片山紋子をお届けします。お楽しみに!


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