2024.07.30 22:00
スマホで立ち読み Vol.19
『真のお母様、感謝します』11
『真のお母様、感謝します』の一部を「立ち読み」でご覧いただけます! 毎週火曜日にお届けします。
真のお母様(韓鶴子〈ハン・ハクチャ〉総裁)との出会いの証しを集めた貴重な一冊です。
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摂理の舵を握っておられる
江澤 進(777双)
1996年、中米のカリブ海に浮かぶ小さな島国、アンティグア・バーブーダの国家メシヤを拝命しました。同年10月、真のお母様が巡回講演をされたとき、中米で摂理を中心的に引っ張っていたドミニカ共和国にも来てくださいました。私は日本にいた妻を呼び寄せ、アンティグアからドミニカ共和国に駆けつけました。
お母様は、カリブ海諸国から集まった国家メシヤたちをねぎらって、飛行機代を下さいました。皆は一律10万円でしたが、私だけ30万円でした。
驚いて、お付きのかたに理由を聞いたところ、「目を怪我しているようだから、多くあげなさい」とおっしゃったとのことでした。私はその16年前に交通事故で片目を失明していたのですが、それに気付いて配慮してくださったのでした。
そのとき妻は、お母様のお食事を担当させていただきました。当時はガスの使用に制限があり、思うように煮炊きできませんでした。そういう不自由な中、手に入る材料で韓国風の料理をお出ししたところ、お母様は「おいしい」と喜んでくださいました。
また、ホテルの部屋の片隅に、にわか作りの入浴スペースを設置して、お母様に入っていただきました。巡回講演中、なかなかゆっくりお湯に浸かることができなかったということで、とても喜んでくださいました。
行き届かない接待の中でも、いつもニコニコして、食口たちを気遣ってくださるお母様でした。
2015年11月、妻がお母様の夢を見ました。お母様は、川を勢いよく進む筏(いかだ)の先頭に立っていらっしゃったそうです。その後ろには善進(ソンヂン)様ご夫妻、さらにその後ろに真のお父様が乗っておられ、お父様はニコニコしながら手を振っておられたのですが、お母様の表情は真剣そのもので、足を踏ん張り、髪の毛を振り乱しながら、筏の舵(かじ)を取っておられたそうです。
その夢の話を聞いて、今、摂理の舵を握っておられるのはお母様なのだと、改めて思いました。そんなお母様を少しでもお支えし、真の父母様が願われた真の祝福家庭の姿に近づけるよう、夫婦で頑張っていきたいと思います。
【お父様がお母様について語られたみ言】
(お母様には)私が死んでも統一教会を導くことができる能力もあるので、お母様が説教する時が来るのです。
(『真の御父母様の生涯路程』⑩ 351~352ページ)
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次回は、「相手のために徹底して心を尽くされる」(伊藤憲一)をお届けします。お楽しみに!