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真のお母様の人生 2

お父様、子女様、統一家食口のために歩んでこられたお母様の人生

(『TODAY'S WORLD JAPAN201312月号「証し お父様、子女様、統一家食口のために歩んでこられたお母様の人生〈前編〉」より)

 『TODAY'S WORLD JAPAN(トゥデイズ・ワールド ジャパン)』に掲載された、鄭元周(チョン・ウォンヂュ)総裁秘書室長の証しを毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

 真のお父様と最終一体をなし、天宙の母として立たれた真のお母様とはいかなるおかたであるのか。真のお父様が霊界から「あなたは神様が摂理のために私に下さった最愛の妻であったばかりでなく、最も誠実で身近な弟子だった」と語られた、そんなお母様のお姿の一端に触れることのできる証しです。
 この証しは2003年、真のお母様の還暦を祝って韓国で刊行された「韓鶴子(ハン・ハㇰチャ)総裁還暦記念文集」の第2巻に掲載されたものを翻訳し、整理したものです。(編集部)

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【ボストン】
十分な食材がない中でもお父様の喜ばれるメニューを考案

 1974年からボストンでのマグロ釣りが始まりました。そのときはまだ邸宅が準備されておらず、モーテルからモーテルへと移りながらの生活でした。そういう中で、乏しい食材を使ってお母様が考案された有名な献立があります。「ソーセージビビンバ」です。

 おかずがないとき、キムチを刻み、ソーセージ、しょうゆ、コチュジャン、そしてごま油を入れて炒めたご飯です。お父様は非常においしそうに、よく召し上がったそうで、今(2003年当時)でも食欲がないときなど、「あのときの料理を作ってみなさい」とおっしゃいます。

 ボストンから北東に20マイル(約32キロメートル)ほど行くと、グロースターという町があります。1980年、私がまだロサンゼルスのCARPにいた頃のことですが、そこに真の父母様の邸宅が用意されました。モーニングガーデンです。

▲グロースターの海辺に建つモーニングガーデン

 海辺に面した、一幅の絵のような美しい邸宅を修理して新たに装う仕事は、当然、お母様の役割でした。1歳になられた子女様をおんぶしながら、お母様は家を整えられました。1階から3階に至るまで、その大きな家の隅々を手ずから整理され、家具をそろえるためにボストン市内のあらゆる所を回られたのです。お母様は今もそのときのことを思い出しては、ほほえまれます。

 当時は、お父様がイーストガーデンに来られたかと思うと、突然午前2時に出動連絡を受けることがありました。そのようなときは闇を突いて34時間車を走らせ、モーニングガーデンに向かいます。そして、10日でも20日でも、マグロが釣れるまで、そこにとどまり続けるのでした。

ダンベリー
真のお父様の代身として立ち、精誠の極みを尽くされた日々

 1982年、真のお父様の法廷問題が起こりました。最善の努力をしたにもかかわらず、結局、1984年5月14日、ダンベリー連邦刑務所(コネティカット州)に行かれることが確定しました。

 イーストガーデンの真の父母様のお部屋でご家族全員が手をつないで祈祷しておられた中、お母様は涙を流されましたが、お父様は「泣いてはいけない」と言われ、摂理的な意味を説明されました。

 お父様がダンベリーに行かれる前、お母様はイーストガーデンのスタッフを2階の寝室に呼ばれました。そしてご自分の宝石を広げて、「一つずつ取りなさい。各自がこれを身に着けて、お父様のために、共に一生懸命祈祷しましょう」とおっしゃいました。スタッフたちはお母様の寝室で、一緒に決意の祈祷をおささげしました。

 1984年7月20日、お父様をダンベリーにお見送りし、お一人で帰ってこられてから、お母様は食口(シック/家庭連合の教会員)を集めて語られました。「お父様は旅行に行かれるかのように、『行ってくるね』と言いながら笑って出発されました。本当にりっぱであられました」と。それからお母様は毎日、2歳の子女様を連れてダンベリーに“通勤”されたのです。

▲ダンベリー収監中、電話でお話をなさる真の父母様

 19849月、ワシントンで第13回「科学の統一に関する国際会議」が開催され、お母様は開会式で挨拶をなさいました。紺色のジャケットを召され、目頭を押さえながらも、英語でりっぱに語られたのです。開会式を終えたお母様は、ダンベリーのお父様に報告に行かれました。そして再び閉会式に来られて、お父様のごようすとみ言をお伝えになりました。学者たちを前にしても、お父様の代身として終始堂々としておられました。

 当時、お母様は子女様がたと共に、聖地での徹夜祈祷をとても熱心にしていらっしゃいました。孝進(ヒョウヂン)様も聖燭(せいしょく)祈祷を一生懸命なさいました。お母様は正に、精誠の極みであられました。そのときから始まったイーストガーデンの聖燭祈祷は、スタッフによって1日も欠かさず、今に至るまで続けられています。

(続く)

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 次回は、「一夜限りの宿を居心地良くするために徹底して清掃」をお届けします。

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