2024.04.15 12:00
私の心の中にいる神様 5
良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
毎週月曜日に配信予定です。
ほんとは好き!
5歳と4歳のやんちゃな男の子がいるのですが、兄弟げんかが激しくて困っていました。仲良く遊んでいるなと思っていたら、どちらからともなく「足が触った。やだ、あっち行け」などと言って、叩いたり蹴ったりが始まるのです。休みの日など、一日中それをやっています。
私はその様子を見ながら、危なくなったら「やめなさい!」と止めるようにしていましたが、「ただ怒って止めるだけじゃなくて、もっと良い方法がないかしら」と思うようになりました。
そういう中、例によってけんかが始まり、弟がお兄ちゃんに力で負けて、「お兄ちゃん、嫌い」と叫びました。これが始まるとヒートアップするのが分かっていたので、良心に「どうしたらいいでしょうか」と尋ねてみました。
すると、「本当は好きだよね」という答えが返ってきたのです。確かに、弟はお兄ちゃんと遊んでもらいたくてちょっかいを出すのですが、うまくいかないので「嫌い」と言っているだけなのです。
それで私は、「お兄ちゃん、嫌い」が始まった時に、二人の間に割って入って、「ほんとは好き」と言ってみました。そうしたら弟が「あれ?」と言って笑って、「お兄ちゃん、好き」と言い直したのです。するとお兄ちゃんも「あれ?」という顔になって、「ほんとは好き」と言いながら笑い合ったのです。
「しめた」と思い、「じゃ、ぎゅうっとして仲直りしよう」と促したところ、二人はぎゅうっと抱き締め合って、けんかが終わりました。
それからは、「嫌い」という言葉が飛び出したら、「ほんとは好き」と割って入るようにしました。すると、そのたびに、「ほんとは好き」と抱き締め合って、また遊び始めるようになったのです。
さらに最近は、私が割って入らなくても、自分で自分の本心に気付いて、「好き」と言いながら「ぎゅう」ができるようになりました。
もちろん、けんかが全くなくなるわけではありませんが、エスカレートしないうちに自分たちで仲直りできるようになったので、私もガミガミ怒らず、穏やかに見守ることができています。
いつもその場にふさわしい知恵や気付きを与えてくれる良心に、本当に感謝です。
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次回は、「思考を止めてみる」をお届けします。