アングル~情報戦に勝て。139
義人が社会を動かす

 義人とは誰か。
 デジタル大辞泉には「利害を顧みず、正義を重んじる人」とある。

 家庭連合、旧統一教会を取り巻く一連の騒動に関わることは、是々非々の立場であっても社会的リスクを覚悟しなければならない。
 日本には信教の自由だけでなく、言論の自由も表現の自由もなくなってしまったのかと疑いたくなるほどだ。

 今回紹介するのは、世界日報(321日付)1面掲載の「宗教と政治」欄、「宗教界は『オウム』の傷払拭を 『脱会屋』の横行指摘 信教の自由シンポジウム」の見出し記事。

 記事を読んで思い付いた。
 「義人」の定義の一つに、リスクを負ってでも義を貫く人、と加えてはどうか。

 シンポジウムには、主の羊クリスチャン教会の中川晴久牧師、浜田聡参院議員、国際弁護士の中山達樹氏らが登壇した。

 記事によれば、中山達樹弁護士は以下のようにシンポジウム参加者に呼びかけたという。

 「皆さんの力が必要だ。リスクを取れる人は前に出て、できない人はできる人の応援をしてほしい」

 義人が社会を動かす。
 しかし義人を支える応援団もまた、不可欠な存在だ。

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(則)