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私たちの声を聞いてください 19

 2023年4月、春の訪れとともに、特別な冊子が発行されました。
 タイトルは、『私たちの声を聞いてください』。2022年7月8日以来、国家的迫害ともいえるようなバッシングを受けている家庭連合の信徒の皆さんの「心の叫び」をまとめたものです。
 毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

「思想・良心の自由、信教の自由は守られるべきです!」

熊本教区 熊本阿蘇家庭教会
東 太一郎(57歳)

 私は熊本阿蘇家庭教会に通っています。20164月に起こった「熊本地震」では、震度7を始め、地震の甚大な被害がありました。その直後から全国の教会から救援物資や食料などが教会に届き、それを地域の方々に無料で配布しました。またお餅つきをしたときには、隣近所に配ったりして、皆さんから感謝されました。これらは純粋な奉仕精神からしたことであり、信者を獲得するためだとか、売名行為などではありませんでした。

 ところが、20227月の安倍元首相銃撃事件以降、マスコミによる連日の家庭連合批判報道の影響は深刻なものでした。地元の家庭連合信者の家庭の小中学生を中心に構成されたサークル会は、今まで「熊本城マラソン」などで演武を披露していたにもかかわらず、市の担当者から「参加を見送ってください」と拒絶され、子供たちは深く傷つきました。また、純粋な奉仕精神から熊本市内で清掃活動を行ってきた団体に対し、後援取り消しなどが相次ぎ、親も子供たちも深く傷ついています。

 そのあまりの理不尽さに、20221124日、私は決心して熊本市議会事務局に「思想・良心の自由、請願権等を守る為(ため)の陳情」を提出しました。翌月12日の総務委員会で陳情の補足説明をする機会が与えられ、私は次のように話しました。

 「7月の事件以降、家庭連合に対するマスコミの偏向・捏造(ねつぞう)報道、自民党や政府による一方的な対応の影響で、家庭連合信者や関係者が法的根拠もないまま、反社会的団体に所属しているかのような酷(ひど)い扱いを受けています。日本国憲法で認められている『思想・良心の自由』『信教の自由』が著しく侵害され、多くの信者が苦しみ悲しみ、傷ついています。どうか、熊本市議会は、良識のある対応をお願いいたします」

 その後、市側は「一般の市民の方が、世界平和統一家庭連合を信仰されていることを以(もっ)て、そのこと自体が咎(とが)められるべき性質のものではない。憲法で規定される、信教の自由は保障されるべき」と明言しました。議員からも、この陳情の内容に同意した上で、他の議員や職員に対し「慎重な対応、適切な判断を維持していただきたい」との発言がありました。

 翌日、熊本日日新聞に今回の陳情に関する私へのインタビュー記事が公平な形で掲載されました。実は、202292日に、私は偏向報道に抗議するため、他の6名の家庭連合信者と共に同新聞社を訪問したのです。その後、二世信者3名へのインタビュー記事が同紙1030日の1面および31面とホームページに掲載されました。良心的な記者がいたお陰であると思います。

 私たちは今後も議会やメディア、国民に対して積極的に家庭連合の真実の姿を伝えていきたいと考えています。そして一人でも多くの理解者を増やせるように、希望と信念を持って歩んでいく所存です。

▲『私たちの声を聞いてください』

 冊子をご希望のかたは最寄りの教会にお申し込みください。