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私たちの声を聞いてください 18

 2023年4月、春の訪れとともに、特別な冊子が発行されました。
 タイトルは、『私たちの声を聞いてください』。2022年7月8日以来、国家的迫害ともいえるようなバッシングを受けている家庭連合の信徒の皆さんの「心の叫び」をまとめたものです。
 毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

子供に振り回されて喜びたかった神様

愛媛教区 松山家庭教会
斉藤 祐太(仮名/33歳)

 私は家庭連合の祝福二世として生まれました。私の両親は教会の公職者として歩んでいましたが、幼少のときに父の実家に帰り、田舎で育ちました。家庭では朝晩、真の父母様(文鮮明・韓鶴子総裁ご夫妻)のお写真の前で敬礼、祈祷を捧げ、毎週日曜には車で1時間かけて礼拝に参加したり、兄弟で一緒に長期休暇で修練会に参加したりしました。私にとって礼拝に向かう1時間は、いつも聖歌を歌いながら過ごすとても楽しい時間でした。

 両親はお金を貯めて献金をする際は、「なぜ献金するのか」「どのような目的でするのか」を私たち兄弟に説明してくれました。ですので、信仰や献金に対して疑問を持ったりすることはありませんでした。むしろ、それが私のアイデンティティであり、誇りにも感じていました。

 純潔は幼いときから守っていく意識を持っていました。周りの人たちは交際をしていましたが、私にとって特に羨(うらや)ましいとは思いませんでした。感情に流されて行動する友達を見ていると、「恋愛とはとても勝手だな」と思ったりしたのが率直なところです。

 いつか神様が準備してくれている人に出会い、その人を幸せにすると思い、交際関係は持たないと自ら誓っていました。今では家庭連合で結婚をし、幸せな家庭を築いています。私たちの家庭では子供がのびのびと育つように親としての関わりを持つことを大切にしています。信仰教育もしていますが、子供が興味を持ったときに自然とわかるように教えていけたらいいと思っています。夜の祈祷会などは子供たちはやったりやらなかったりですが、楽しくやってもらえたらいいと思っているので、ご機嫌なときには「神様にお休みの挨拶をして寝よっか」と軽い感じで行っています。子供たちも楽しげに取り組んでいるので、それを見ていてとても微笑ましいです。

 何事も子供中心の生活になっている状況で、大変に思うこともありますが、「親なる神様もこんなふうに子供に振り回されて喜びたかったのだろうな」と神様と心情を共有し喜びを感じることもあります。

 妻とはお互い性格は全く違うところがあります。私は小さなことで引きずりがちですが、妻はさっきまで不機嫌と思ったら次の時には笑顔で接してくれるので、とても助かっています。妻は、私が出勤するときは何をしていても手をとめて玄関まで見送りに来てくれます。私も帰ったときには最初に妻に挨拶するように心掛けています。そんな私たちの家族ですが、一緒に教会に行ったり、公園に遊びに行ったりすることがとても幸せなひと時です。いろいろな苦労があるとは思いますが、この家族で乗り越えていけたらと思っています。

▲『私たちの声を聞いてください』

 冊子をご希望のかたは最寄りの教会にお申し込みください。