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天一国主人に育む「神様コーチング」1
「天一国主人」を育む文化づくり

ナビゲーター:阿部 美樹

 人の間と書いて「人間」というように、人間関係の在り方は、幸せな人生を歩むために最も大切な要素です。
 愛の関係を育むためには、愛の根源である神様の通過体になること、神様の視点で見ること、神様の心情で感じることが必要です。
 その極意を、「神様コーチング」というコーナータイトルで、今回から連載で紹介してまいります。

「天一国主人」とは何か?
 タイトルの最初に「天一国主人」という言葉がありますが、「天一国主人」とは何でしょうか。
 「家庭盟誓」の全ての項目の冒頭は、「天一国主人、私たち家庭は、真の愛を中心として…」となっています。

 私たちの生活指針である「天の父母様に似た真の愛を実践する天一国の真の主人になろう」の標語も、一言で表現すれば、「天一国の真の主人になろう」となります。 

 天一国主人とは、私たちが目指す「理想の姿」です。私たちがなすべき「使命」であり、本然の「アイデンティティー」といえます。

 それでは、「天一国主人」という言葉が出てきた摂理的な背景を確認してみましょう。

 「家庭盟誓」は、199451日の「世界平和統一家庭連合」への名称変更とともに、私たちに与えられた家庭の誓いです。
 「世界基督教統一神霊協会」が創立された1954年から40年間は、個人的な次元における「私の誓い」でしたが、「家庭盟誓」は真の家庭を目指して家庭単位で共に唱え、実践するための誓いです。
 この「家庭盟誓」は、天国の門を開く鍵であり、祈りの中で最高の祈りなのです。

 1960年の真の父母様の聖婚式は、サタン圏内でアダム家庭を代表する基準で行われたものでした。
 2001年113日の神様王権即位式を背景に、20032月(真のお母様が満60歳)には、神様の祖国である天一国という土台の中で聖婚式が行われました。

 このような摂理の進展によって、サタン中心の世界が神様中心の世界に転換されました。その結果、「家庭盟誓」においても祝福家庭に「天一国主人」という立場が与えられたのです。

 神様を中心とする時代であるということは、神様に侍って暮らす生活をすることを意味しています。祝福家庭は、夫婦・家族が共に侍る生活をしてこそ、天一国主人になったといえるのです。

 「『天一国主人』というとき、責任者と主人は違います。責任者はその時々によって離れていけますが、主人は永遠なのです。この地の家庭を中心として主人になるためには、一人ではなく、夫婦で主人にならなければなりません。夫婦だけではありません。四位基台を完成し、三代が主人にならなければなりません。三代が主人になれなければならないのです。祖父、祖母、父、母、その次に自分たち夫婦、そしてその息子、娘まで、代数としては三代ですが、段階としては四段階になります。それが天一国主人です」天一国経典『天聖経』、第12篇 天一国、第3章 天一国国民の道と「家庭盟誓」、第5節 天一国主人の生活と「家庭盟誓」、14

本然のコミュニケーション文化とは?
 それでは、「天の父母様に似た真の愛を実践する天一国の真の主人になろう」の標語に関する真のお母様のみ言を紹介します。

 「2014年は、毎日、そのみ言(標語)を記憶しながら、一つ一つ問題点を解決していかなければなりません。先ほど示した標語のように『創造主、天の父母様に似た、真の愛を実践する天一国の真の主人になろう』です。『なるでしょう』ではなく『なろう』です。これは必ず勝利しなければならないという意味です。『なるでしょう』ではなく『なろう』、今すぐにです」201411日 天一国元年天暦121日 韓国・天正宮博物館)

 「皆さんの能力を、創意力を探してみてください。皆さん自身が発見しなければなりません。誰かがしてくれるのではありません。分かりましたか? それでは新しく変身する天一国の民になるよう、お願いします。ただ行ったり来たりする人になってはなりません。全ての面で責任を持ち、主人意識を持って責任ある行動をしなければなりません。新しい一年を出発するに当たり、これが祝福のみ言です」(同上)

 このように、真のお母様は「天一国の真の主人」の姿を、「必ず勝利する」「自身が発見する」「主人意識を持って責任ある行動」などと表現されました。

 指示されたことを成すことも必要ですが、自身で考えて発見する姿勢、私が主人であるという意識、私が責任を持つ行動、勝利して実績を出す結果が問われる時代だといえるのです。

 「救援摂理」は神様が主人となってメシヤを送ってくださいましたが、「再創造摂理」は神様が主人ではありません。「私たち家庭」が「再創造の主人」として立てられているのです。

 今こそ、私たちが「天一国の主人」となる意識や行動が必要であり、全ての人を「天一国の主人」に育む文化が必要なのです。
 そのためには、生存・繁殖・作用が「授受作用」によってなされるので、原理的な授受作用に根差した本然のコミュニケーション文化が大切となるのです。


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