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幸福への「処方箋」9

 「幸福への『処方箋』」を毎週火曜日配信(予定)でお届けいたします。

野村 健二(統一思想研究院元院長)・著

(光言社・刊『幸福への「処方箋」~統一原理のやさしい理解』より)

第一部 統一原理——その基本的枠組み

第一章 幸福と創造原理

直接主管圏
 この間接主管圏で人間が自分の責任分担を全うして完成すると、神の直接主管圏に入るようになります。

 「神を中心として、ある主体と対象とが合性一体化して四位基台をつくり、神と心情において一体となり、主体の意のままに愛と美を完全に授受して、善の目的を完成することを直接主管という」(『原理講論』80~81頁)

 いま人間は、人間の始祖が、間接主管圏で成長しつつある時、「善悪を知る木からは取って食べない」という責任分担を全うできなかったところから、堕落して神の直接主管圏に入ることができない状態のうちにあると統一原理は述べています。人間が幸福になれないでいるのは、神の直接主管圏に入ることができず、堕落圏内にとどまっているからだというのです。

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 次回は、「成長期間の秩序的三段階」をお届けします