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真の父母様の孝情を学ぶ 23
ただ私だけが天の花嫁であることを④

 『ムーンワールド』で連載中のコーナー、「真の父母様の孝情を学ぶ」を隔週日曜日(予定)でお届けします。
 韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁(真のお母様)の自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』からの抜粋をイラストとともにつづるコーナーです。

 今回は、「ただ私だけが天の花嫁であることを」(112〜114ページ)からの抜粋です。

 1960226日、冬が過ぎ去り、春の陽気を感じさせるこの日、私は青坡洞(チョンパドン)教会に向かいました。

 天の新婦を決定する場を持つためでした。文(ムン)総裁と私は、9時間もの間、たくさんの言葉を交わしました。私は絵も描いて、お見せしました。堂々と、かつはっきりと、私は自分にかけられた願いと抱負について話をしました。アブラハムがカナンの地で受けた祝福を思いながら、「天の子女をたくさん生む」という話も、堂々と伝えました。神様が祝福したとおり、天の星や浜辺の砂のように広がった地上の人類を、善なる子女として生まれ変わらせると決意したのです。

 アブラハムが、供え物を捧げるためにイサクを連れてモリヤ山に登った際、イサクはアブラハムに、供え物はどこにあるのかと尋ねます。アブラハムはそれに対し、神様が準備してくださっているとだけ答えて、それ以上は話しませんでした。それでも、イサクは幼いながら置かれた状況を理解し、自分が天に捧げられる供え物であることを悟ったのです。イサクは神様の摂理を悟り、祭壇の薪(まき)の上に、従順に横たわりました。

 同じように、神様が私を天の新婦として準備してこられたのは天の摂理であり、天が立てられた予定であったと悟った私は、疑問など持ちませんでした。ただ、そのみ意(こころ)に従順に従うだけでした。天の声を、私は無我の境地で受け入れたのです。

 家に帰る道すがら、母が驚いたように言いました。

 「普段は柔和で物静かなお前に、あのような剛胆さがあるとは思わなかった」

 しかし、聖婚はそのような気持ちの強ささえあればできるというものではありません。天の血統を広げていくために、真の母は善なる子女をたくさん生まなければなりません。そのためには、20歳を超えてはいけなかったのです。また、国のために奉公した忠臣の家門で、3代が献身的で深い信仰を備えていなければならないということは、言うまでもありませんでした。

 文総裁は聖婚の日をあらかじめ定めていましたが、まだ新婦を発表せずにいらっしゃいました。

 宇宙の母、平和の母になるための「小羊の婚宴」に出ることができるのは、神様が準備された独り娘だけです。世界を救い、平和な世をつくるためには、私が決心しなければなりません。そうしてこそ、文総裁も、真の父母の立場に進むことができるのです。

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 次回は、「ただ私だけが天の花嫁であることを⑤」をお届けします。


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