2023.12.23 22:00
喜びと幸せの生活伝道 23
「喜びと幸せの生活伝道」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
伝道勝利の秘訣(ひけつ)は、真の父母様のみ言から学ぶことができます。
本書では、伝道のポイントや勝利の秘訣、具体的な方案などが、み言を中心に著者の体験やエピソードなども交えて説明されています。
篠崎 幸郎・著
第三章 神様の願いにかなった伝道
二、神様と共に喜ぶ
神様の懐にお返しする
真のお父様は、「人間始祖の堕落によって偽りの血統を伝授された人間は、誰もがサタンの束縛から抜け出すことができないまま、今も暗闇の中をさまよっている」と語られています。人類は正に親を失った孤児の身の上に転落し、サタンの束縛から逃れられない死亡圏にいるのです。
親が分からないということは、どれほど寂しく悲しいことでしょうか。真のお父様はこのように親を失った人類に「神様があなたの親であり、あなたは神様の子女である」と明確に教えてくださいました。
伝道は、死亡圏であえぐ人類を救い、神様の懐にお返しすることです。すなわち、サタンの要素である堕落性を持ち、恨みや憎しみを持つ人類を、サタンの束縛から解放するのです。そして、究極的には祝福によって人類をサタンの血統から神の血統に転換するのです。
そうしてこそ神様は6千年間の苦痛、恨みから解放されます。そして人類の父母の位置を取り戻し、創造本然の喜びの心情圏に戻られるでしょう。
神様の心情を復帰
神様が人間を創造された目的は、子女である人間が幸せになる姿を見て喜ばれるためでした。神様はこの目的を実現するために、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の基準ですべてのものを創造されました。神様は「相手のために存在する」という原則の中にご自身を置かれたのです。
私たちは、神様が完全投入で創造された基準を目指します。完全無私の立場で投入してこそ、理想は完成します。完全な投入は、完全な結果を生むのです。投入しないで結果を得ることは決してできません。
育児では、子供に対して愛を投入します。子供のためであれば、親は犠牲となることも厭(いと)いません。献身的に投入してこそ、喜びと生きがいが生まれるのです。
伝道も、自己の限界を超えて真の愛を投入し、伝道対象者を育てる過程で、神様の心情を復帰し、感動と喜びを味わうことができるのです。
真のお父様は、「伝道の目的は、我々が神の心情、父母の心情を復帰することであり、自分の信仰の子女(霊の子)に対して、自分の生んだ子供より以上の心情的関係を持たずしては、サタンの心情圏を超えることはできない」(1967年6月19日)と語られています。
自分の生んだ子供を愛する以上の心情で、伝道対象者に愛を投入していきましょう。
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次回は、「愛の完成」をお届けします。