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幸福への「処方箋」5

 「幸福への『処方箋』」を毎週火曜日配信(予定)でお届けいたします。

野村 健二(統一思想研究院元院長)・著

(光言社・刊『幸福への「処方箋」~統一原理のやさしい理解』より)

第一部 統一原理——その基本的枠組み

第一章 幸福と創造原理

心情と目的
 さて授受作用をするに当たって相対基準を造成する共通要素となるのは、心情または目的です。心情とは「愛を通じて喜ぼうとする情的な衝動」(『統一思想要綱』、79頁)です。ここにおいて、「原相(神の属性)内の授受作用は、心情を中心とするときも、目的を中心とするときも、円満性、円和性、調和性、円滑(えんかつ)性がその特徴である」(要綱79頁)と記されています。

 心情を中心として主体と対象が授受した結果として生み出されるものを「合性体」と呼び、目的を中心として生み出されるものを「新生体」と呼びます。

編集部注:引用文献の『統一思想要綱』は、現在2014年7月再版の『【新版】統一思想要綱』が最新刊となっています。

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 次回は、「四位基台」をお届けします