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喜びと幸せの生活伝道 15

 「喜びと幸せの生活伝道」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
 伝道勝利の秘訣(ひけつ)は、真の父母様のみ言から学ぶことができます。
 本書では、伝道のポイントや勝利の秘訣、具体的な方案などが、み言を中心に著者の体験やエピソードなども交えて説明されています。

篠崎 幸郎・著

(光言社・刊『氏族伝道講座 喜びと幸せの生活伝道 み言の原点に立ち返る』より)

第二章 主と出会った者の行くべき道
一、召命と責任

我々の姿勢と責任
 アベルはカインから憎まれて殺害されてしまいました。神様から愛されるアベルに対して、カインはそれほど愛の減少感を感じたのです。アベルはあふれるほどの愛を神様から注がれていました。そこには、神様の前にアベルが中心人物として立つことのできる何らかの背景があったはずです。召命された私たちも、信仰基台を復帰する中心人物になるためには、天が認めうる信仰の基準、従順の基準、愛の基準といった内的な実績が必要です。

 清平役事(チョンピョンやくじ)19周年記念特別大役事で紹介された神様のみ言(ことば)からアベルとしての姿勢を学ぶことができます。

 「すべてにおいて偽りのない事実のままに行いなさい……すべての食口(シック)を愛しなさい。愛で包み、愛で保護してあげなさい。見返りを求めない犠牲と奉仕の心で行いなさい……昼夜を問わず一生懸命に行いなさい。そうすれば役事は私が行う」(『トゥデイズ・ワールド ジャパン』2014年陽暦310日号24ページ)

 伝道の主体は神様なのです。真の愛で精誠を尽くせば、その基台の上に神様が役事されるのです。

 真のお母様は「祝福」という言葉が人類の前に現れたことが奇跡だと語られています。そして、この「祝福」を真のお父様が生涯を懸けて全世界に広げてこられたにもかかわらず、いまだに70億人類が知らずにいることを嘆かれ、この時を逃してはいけないと訴えておられます。

 今は、6千年間、天と地が待ちに待った希望の実体である真の父母様と共に生きる時代です。真のお母様は、私たちが責任を果たし、真の父母様の願いをこの時代に成し遂げるために、環境創造をなし、社会や世界から尊敬を受ける者となり、いまだに真の父母様を知らない多くの人を教育し、祝福の実を結ぶように語られました。

 氏族的メシヤとして召命された私たちの使命は、アベル圏の氏族とカイン圏の氏族を救うことです。祝福は私たちだけが受けるものではなく、氏族、民族、国家、世界へと広げ、70億人類が受けるものです。

 氏族的メシヤが宣布されたのは1991年です。もう何年もたったでしょう。時は刻一刻と過ぎ去っていきます。献身的に信仰生活を出発した青年は、まず故郷の両親を伝道しましょう。壮年婦人として復帰された人は、まず夫婦で共に神様の前に立ちましょう。そして三代圏の祝福家庭の軸を立てるのです。

 真のお父様は私たちに、「最後まで残って、天の祝福を受けて有終の美を飾りなさい」とおっしゃいました。天に召命された神氏族メシヤとして、アベル圏とカイン圏の氏族を祝福する責任を果たしましょう。そして日本の全国民を天一国の民として復帰していきましょう。

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 次回は、「時代的な恵沢」をお届けします。


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