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真の父母様の孝情を学ぶ 16
神様がもうすぐ私を訪ねてくださるだろう①

 『ムーンワールド』で連載中のコーナー、「真の父母様の孝情を学ぶ」を隔週日曜日(予定)でお届けします。
 韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁(真のお母様)の自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』からの抜粋をイラストとともにつづるコーナーです。

 今回は、「神様がもうすぐ私を訪ねてくださるだろう」(98100ページ)からの抜粋です。

 祖母の趙元模(チョ・ウォンモ)は、私が言葉を理解し始める頃から、一つの事実を変わることなく教えてくれました。

 「神様が、お前の父親である」

 私は、母のおなかの中にいる時から信仰によって育まれていたので、その言葉を何の抵抗もなく受け入れ、成長しました。「神様」という言葉を聞くと穏やかな気持ちになり、心が限りなく豊かになるようでした。

 母は私を育てるに当たって、天のみ旨を実現させる人物にするために、どんな苦労も意に介しませんでした。娘が世の中の誘惑に触れることなく純粋に育つよう、徹底的に保護したのです。その精誠に応えるように、私は孤高の鶴のごとく、成長していきました。

 私はソウルの鍾路区(チョンノグ)社稷洞(サヂクトン)にある、聖貞(ソンヂョン)女子中学校に入学しました。1984年には「善正(ソンヂョン)女子中学校」に名称を変更し、現在は「善正中学校」となっています。

 私は中学時代も静かで口数の少ない生徒でした。熱心に勉強し、成績は常に上位圏に入っていました。愛らしいと言われた容貌に、慎ましく、素直な性格だったためか、いつも先生たちからかわいがられていました。

 私の学校生活は、これといった曲折もなく、むしろ平坦と言えるものでした。1年生の時、体調をひどく崩して数日欠席したことはありますが、23年生の時は続けてクラスで最高の成績を取り、優等賞をもらいました。外でする活動や運動よりは、静かな雰囲気の中で本を読み、音楽を楽しむ生徒でした。

 もう一つ、絵を描くのも趣味でした。小学校に続き、中学校でも美術の素質があると言われましたが、絵だけを描くような画家になる考えはありませんでした。また、3年連続で学級委員を務め、3年生の時には運営委員長として生徒会活動の先頭に立ち、自分の中に眠っていたリーダーシップを存分に発揮しました。

 ある日、全校生徒が集まる場で壇上に上がり、生徒会で決定した事項を発表することがありました。落ち着き払い、堂々としている私の態度を見て、教師たちは口をそろえて褒めてくれました。

 「鶴子(ハクチャ)は本当にすごいな!」

 「静かでおとなしいとばかり思っていたが、リーダーシップも優れている」

 教師たちは、それまで知らなかった私の新たな一面を発見し、温かい関心を傾けてくれました。

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 次回は、「神様がもうすぐ私を訪ねてくださるだろう➁」をお届けします。


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